こんにちは、聖ナナです。季節は秋。音楽活動や作詞活動に適した季節になったなぁと感じるのは私だけでしょうか?
今回は今更ながら基本に戻ります(爆)。ズバリ「作曲したくなる歌詞」についてです。
最近はピアプロのような投稿サイトのように、手掛けた作品をアピールする場所が増えてきました。私も歌詞を投稿しつつ、会員さんの作品を見て刺激を受けています。
私は現在「かわち」というスランプになりがちな作曲家の卵と「Sound’sPalette(サウンドパレット)」というユニットを組んでいます。基本、かわちが作った曲に、私が歌詞をパズルのようにはめ込むのですが、時々、作詞家の卵さんから依頼をかわちが受けることがあります。その曲の依頼の時に、作品に対して私から手直しをお願いさせてもらうときがあるんです。
アナタは、「作詞」と「作詩」は違うことを意識されていますか?作詞は「歌詞を作ること」で、作詩は「(自由)詩を作ること」です。え、どこがどう違うの?とお思いでしょう。詳しく書くと・・・、
自由詩:作品として独立している、眼で読んで理解する「詩」。
歌詞:メロディに乗せて、耳から入ってきて通り抜けてゆく「言葉」。
そうです。歌詞は「言葉」の集合体なんです。そして、歌詞は途中を引っ張り出しても意味がそれなりに解らないといけません。
これを踏まえて、中々作曲してくれる人が見つからない、採用されないというアナタ、改めて作品を見直してみてください。書きたいこと・伝えたいことを書きすぎて「詩」になっていませんか?たしかに多くの言葉があれば情景や心境は伝わりますが、歌詞という面ではマイナスになってしまいます。歌詞は「少ない言葉でわかりやすく」というのが基本的なセオリーです。
恋愛でいうなら、変にダラダラ言葉を並べるよりも・・・、
「好きだ!」
とシンプルに言われた方が心に残ります。そして、そのあとに抱きしめられたら・・・ハァハァ(ポカッ!)。
あと、歌詞はリズムを持っているといいます。これに近いものが短歌や俳句です。思い出してください。5・7・5(・7・7)と、少ない言葉なのに気持ちや情景が伝わりますよね。歌詞もリズミカルな方がメロディが付け易いです。「1つの音符に1つの言葉」が曲作りの基本なのでこれも一緒に覚えてください。
つまり、歌詞を作る時は「出来るだけシンプルな言葉でリズミカルに」という意識を持つことが大事なのです。私はプロではないのですが、素人でも曲付けるの大変そう・・・っていう作品があります。そう思われたら作詞家としては赤点になっちゃいます。皆さんもそうならないように気を付けましょうね。
次回は、更に詳しく作詞家の基本「字脚(じあし)」について書いていきますね!
では、また次回! ^^ノシ
2015年版:聖ナナの素人でもわかる作詞講座~第7回~
今回は「作曲したくなる歌詞」について。
今更ながら作詞講座のプロローグ的なことを書いています(汗)。
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