塔のてっぺんで風を待った
すくむ足は置いてけないのかな
夜の月影は私を隠して
もう 誰にも見えないな


君の手のひらの温もりを
忘れぬよう手帳に書いた
冬の路地裏は声だけ響いて
まだ まだ さ迷うだけ

1つの星が飛び散った
なくした人を 探すように

流星はまた今日も流れていく
その先には何もない
誰もいないこと
知っている 知っている
当たり前だろう
でも でも 流れていく


忘れかけた頃に光るのさ
明くる晩 見てて欲しくて
冬の路地裏に突然そびえた
そんな 君の 星の塔

1つの星を追い掛けて
今流星は 駆け出した


星の塔のてっぺんで 風を待っても
髪はなびかないまま 朝が来た


流星はもう昨日に消えてしまった
目の前には満月が
薄く笑っている
知っている 知っている
空に透けていき 消えた星の塔

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  • 非営利目的に限ります
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星の塔に風は吹かない

吹いたら君は飛んでしまうから

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投稿日:2011/03/16 17:13:54

文字数:361文字

カテゴリ:歌詞

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