見つけた光 見つめただ
手を伸ばしてみる それは
届きそうで届かぬ夢模様
落ちてった光が写す 冷えた光は清く
今日背伸びをして買ったものは
偽りのドレスだった。
晴れた空 光が照らす
澄んだ嘘が透き通る
生きた心地はしてないよ。
直に叶う夢など無い
霞んだ事実が突き刺さる
今も何かが刻一刻と
近づいてきてる。
伸び切った背筋は
大きな負担を背負わせて
確実に終わりへ進む雨模様。
終わる前にと生み出した命は脆く弱く
明日の自分を写し出す
真っ暗な手鏡のよう。
熟れた自分で陽を遮る
蔭の圖を描くときに
ずったその枝は朽ちた。
過ぎた嘘は認められない
四日後は何色だろう
嘲笑した黄緑のフルーツは
じきに悟る。
悲しさに負われ、
その日まで日を数える
今も景色は
変わって
いた
叫ぶ恐怖が事実と成り、
さよならも告げられぬまま、
景色と共に堕ちていく。
今日でお別れ。
叫ぶ声をふと耳にする。
ずっとここにいてよ!
今、皺のついた林檎が、
地に足つけた。
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