帰れない夜を探しては
一人 ふらり 彷徨って
聴こえない声に振り向いた
光 二人 照らさない
東京 夢を君と見た
春も 夏も 飽きずに
想い出には白い雪が 降りそそぐ
寒くない?んーん大丈夫
一つ 二つ 間違って
強がることばかり覚えてきた だから
忘れないそんな嘘をついて
秘密 増やす 心さえ
繋いだ手から溶かしてほしい
言いかけてやめた続きは
白銀の中にいまもある?
まだ 会いたいなんて思ってしまうよ ねえ
味のしないコーヒーを気丈に飲みながら
空白を埋めるように笑ってみせたんだ
核心には触れられないまま時間が過ぎていく
じゃあね 遠くなる街は別世界で 少し泣いた
帰れない夜を探しては
一人 深く 彷徨って
強がりだけじゃ生きてゆけないね だけど
雪は 孤独 さえ 白く 塗り替えるから
また懲りずに夢を見ている
凍りついた道
約束などもなければ
季節は永久に 冬
二度とないあの 冬
どうして君のつけた足跡だけ
私をこんな気持ちにさせる
知らないでしょ?
ああ それでいいのに
苦しいな
白紙のまま過ぎてく景色
吐く息は白すぎてもう
寒いからそばにいようよ
帰りたい夜を探しては
一人で泣きながら
空白を埋めるように笑ってみせたんだ
核心には触れられないまま時間が過ぎていく
じゃあね 遠くなる街は別世界だって
いつかきっと
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