割れた窓に映る三日月
欠けた視界の隠れた部分に
何かがいる
何が隠れる
黒く漂う
気配を感じた

点滅する街灯
消えている時
何かが走り抜けた
音が聞こえた

腕の折れた人形
笑顔の裏で
何を手にしてたのか
花か斧か

大事な部分
覆われ続けたまま
何がいるか
分からないまま

相変わらず欠けた視界
見晴らしの良い高台に登る
その頂上
視界の端
何かが見えた
揃えられた靴

その途端にぼやけた

街路樹の陰に潜み笑ってる
こちらを見て何を思う
欠けた視界 外側に
どんなのがいる

埒が明かず
隠れた部分
飛び込んでみた
手に当たったのは

もがく人体
群がる「アレ」
横たわる人
貪る「アレ」達

こちらを見て笑った

貪る「アレ」

こちらに牙を剥いた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • オリジナルライセンス

欠けた世界

 うあじゃ さんの『【 歌詞募集中153 】デモ02 12/20〆』(http://piapro.jp/t/g8tF)の歌詞として書いたものです。
 不気味な雰囲気、と解釈して書きました。
 あと、比喩表現だけで終わってますが、「現実」を意識しています。

閲覧数:145

投稿日:2015/12/17 10:36:03

文字数:330文字

カテゴリ:歌詞

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