
儚いと思う度に
夢はただ映し出した
心の中
さかさまの月が私自身だと
呼吸をすることですらも
青ざめた硝子さえも
映し出した本当のわたし
白と黒の花
星はまだ見えなくて
二人の道は
満ち欠け月だけが照らして
また周る
くるりくるぅり
めぐる季節が混じり合う
二人の赤い糸を絡めては
指切りをした
何センチ近づけば触れられるのだろう
仰いだ空、染まる闇に
舞い散った烏の羽根
宇宙の果て
月の使いだと猫が名乗ってる
降り注ぐ流星は水面に触れて
きらきら溶け出して混ざった心のよう
はらりはらぁり落ちる木の葉と
混じり合う苦さはミルクを入れ
思い出がかくれんぼして
見つからないように月へと逃げて行くよ
星はまだ見えなくて二人の道花満ち欠け月だけが照らしてまた唄う
くるりくるぅり
めぐる季節が
混じり合う二人の赤い糸を
絡めては指切りをした
何センチ近づけば触れられる
くるりくるぅり
廻る記憶が
惹かれ合う二人の紡ぐ証
絡めては言葉溢れて
綺麗だね
さかさまの月の下、二人
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