膝を抱えて一人
暗闇に独り
部屋の隅が落ち着くのかい
ドアもカーテンも
閉め切ったままで
閉ざしたのは自分自身だろう
誰かの声が
聞こえないように
ヘッドホンで耳をふさいだ
いろんな抵抗が
折り重なって
身動きができないんだろう
「大丈夫」は口癖かい
震えてるんだろう
怖くて寒いんだろう
泣いてみたらいいさ
じっとしてるだけじゃ
何も起こらない
悲鳴をあげて
近づく足音 部屋のすぐそばで
パタリと止んだ 立ち止まった
ノックの音におびえてみても
今か今かと待ち望んでも
聞こえやしない 届きはしない
うつろう 視線の先
時計の針 時を止めたまま
縛り付ける心臓の鼓動
冷たくなったまま
指折り数えた
ため息の数
鏡に映った
自分自身は
どんな顔をしてんだ
笑った顔も
怒った顔も
思い出せなくて
聞こえるかい僕の声が
間違いじゃない
嘘じゃないだろう
全部全部君自身さ
生きるなんて大層な
言葉はいらないよ
ありのままで
震えてるんだろう
怖くて寒いんだろう
泣いてみたらいいさ
じっとしてるだけじゃ
何も起こらない
悲鳴をあげて
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