一つと一つ感情が 崩れて落ちて逝くだけ唐変木
下らない世界線を転じて其処に何を見出せば
どうして星を眺めるのか 「何故星屑を数えているんだろうか」
そうして星を数えていた 僕は星を見る 劣等星
そう聲を張っても 腫物触りで大概か
ならどうして星を数えるのか 何処を見れども劣等星
その光度計っても どうも薄暗い脳無しのようで
心象心内瞬く度に また
心臓心中突き刺す痛み をただ
心を真鍮突き刺し続けれども
どうして血だけが流れては こう死なない程度にさ 痛いんだよ
一つまた一つ感情が 流れて落ちて逝くだけ唐変木
下らない世界線を指で擦れば何処へ着くのか
そうして星を追いかけてみた 見ると彼処には一等星
その光を見ていた 一人の輝く旅人さながら
『どうしたんだ、どうした』
「どうしても其処に行きたくないよ」
『どうしてさ、どうして』
「どうしても其処に居たくないよ」
『どうしてさ、どうして』
「どうしても光る『無能』の影が
見えた、逃げてた、そしたら此処へ辿り着いた」
「散々切ったが僕には感ずる価値さえありはしないよ」
出来損ないと定める僕を
『だけどどうだろう 君の中には未だ』
そう言って上を指差した
そう確かに全ては生きていた それら一つの一つに命は宿る
そして 爆ぜる前の欠片たちは 夢も希望も泣く泣く手放す
悲しく儚い星屑たちだ それなのに何故 何故 何故
一つまた一つ生命が 流れて落ちて逝く度 桃源郷
下らない世界線を転じて其処に何を見出した
どうして星は流れるのか 見ると彼処には零等星
僕の方へと 瞬きを以て語りかけていた
「どうしてさ、どうして」
『どうしても君が欲しかった』
「どうしてさ、どうして」
『どうしてか君を授かった
泣いていた 泣いて 嬉しかった 無事に出逢えて
「光った光った」って
嬉しかった 瞬きを始めて』
一つと一つ感情が 溢れ出して来たのは何処からか
夢に満ちた世界線で訊いてきたのは誰の言葉か
『どうして星を見上げるんだ』 僕は答えに迷っていた
その問はどうだろう 振り落とされて思い出せなくなる
「残念ながら僕は光る何かを失ったんだ」
欠陥品で しがない僕を
君は『どうだろう 君の中には未だ』
微笑んで上へ飛び立った
『確かに全ては始まれば それら一つの一つに終わりは来る
だから暗闇で死にたがる 独りで悲しむあなたに寄り添う
最期の希望の灯になろう』
一つまた一つ感情は 空に流れ星を描き堕ちて
踏み躙られた人格を 優しく包む君の肉片が
『どうして星を見上げるんだ』
「それは高らかに散ってった
その温もりが 想いの影が 全てが愛しい星屑だったから」
心象心内瞬く度に また
心臓心中突き刺す痛み がただ
全身全霊で爆ぜて天照らす
祈る姿へと託したその姿見を
一つまた一つ感情が 生れ落ちて往く度 桃源郷
下らない世界線を転じて其処に意味を見出した
どうして星を眺めたのか 何故星屑を数えていたのかを
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スターダストゲイザー
スターダストゲイザー|The Stardust-Gazer
振り仮名付き歌詞
https://thus-library.tumblr.com/post/629392931221078016
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