子猫の子さんの歌詞募集に
応募させていただいた歌詞です。


(A)
昨日見つけた猫が窓を壊した
やせ細った体を壊して
結びつけた真っ赤なリボンは
無残にも破れて飛んでいった

祈り捧ぐマリア様のように
小さい体を掬い上げた
濡れて汚れた黒い毛並みを
可哀相な子猫と名づけたの


(さび)
細い紐で縛りつけて
気高い孤高を踏みにじったんだ
小さな僕の自尊心を
知ってるかい 知らないよね

生きるか死ぬかどちらだって
自分で選び取って生きたいんだ
優しい人のフリをする
君のそれ 自分勝手



(A)
泣き崩れてそっと抱き寄せた
冷たい体を悲劇と呼んで
結びつけた小さな十字を
地面に突き刺して全てをすませた


(さび)
小さな部屋に閉じ込めて
僕は息さえ出来なくなってく
小さな僕の願いなんて
知らないだろう 知らないよね

生きるか死ぬかどちらだって
変わらず自由を歩きたいんだ
優しい人のフリをする
君のそれ 自己満足



(間奏)
「可哀相な私の子猫ちゃん」
(↑呟くようにリピート)


(さび)
細い紐で縛ったって
気高い孤高を踏みにじれない
小さな僕の自尊心を
知ってるかい 思い知れ

生きるか死ぬか全てを
自分で選び取って死にたいんだ
優しい人になりきった
君なんて さよなら



小さな部屋に入れたって
僕は自由をあきらめないんだ
最後の僕の願いごとを
見てほしい 見せ付ける

生きるか死ぬか構わない
君とのいま、今生の別れ
薄い硝子を蹴破って
僕は自由 空の下




ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Resistance

子猫の子さんの歌詞募集曲に詩を描きました。

テーマは「意思」と「自由」です。

閲覧数:120

投稿日:2010/11/01 19:50:17

文字数:652文字

カテゴリ:歌詞

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