何かを探して歩いている
何か知らないのに 何か知っていて
それを探して歩いている

気付くと全く知らない場所にいた
白のような 薄紫のような
淡い世界を歩いていた

…何処からか声がする
中性的な声音 柔らかで優しい声音
知らないはずなのに知っている

ふと傍らに視線を向けると
真っ白な猫が横を歩いていた
声の主がこの猫だとすぐに悟った

『今は見つけられない
 でも、悲しまないで』
猫は柔らかに言葉を紡いだ

『近い未来にきっと、
 祈りが空に届いたら
 見つけられる

 金の光が降る場所
 黒真珠の瞳の奥
 …そこで見つかる』



「何が見つけられるかはわからないけど
 なんだか安心した」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

夢綴り*少女の夢日記*

シリーズ化するかはわかりません
夢の内容、少女の感想 といった感じで構成されています

あるとは思っていないですが、
万が一、「このネタで歌作りたい!」とかいう方がいましたらご一報ください・x・
基本的に大歓迎デス

閲覧数:77

投稿日:2011/09/17 02:34:47

文字数:301文字

カテゴリ:その他

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