今も抜け出せない螺旋の深くに−−−
満たされずすがってた偶像
まやかしの幸福集めて
探していた不安の分だけ
「どこにいるの」
いつからか忘れてしまった
他愛ない約束のキオク
息するたびよぎる結末
「ここにいない」
声なき声で叫んでた
合わせ鏡の間から
見つめ合う視線の先滲む
優しさもらった分だけ傷つけてしまう
曇った表情からもう戻れない
それでも 光を願った
飼い馴らした虚しさが
まるで共鳴しているかのように
俄かに求めたファンタジー
最果てでも笑い合えたなら
「離れないでいて」
そこで気づいた欠乏も
キミにもう届かない
今も抜け出せない螺旋の深くに−−−
生まれては消えてゆく感情
無下に繰り返す自己防衛
透明な期待が覆う前に匿った
綺麗事のような現実が
色褪せた景色連れ出して
ラディカルに紡がれた理想
脆く崩れた
有り余るほどの空虚を
見透かされないようにして
上辺だけフェイクで誤魔化した
過剰に精彩なフレーズで
隠してしまったから
気づけないふりをしてももう戻れない
不穏だけ増してゆく
光は遥か遠く−−−
解放された虚しさが
かつて共鳴していたかのように
いつしか望んだデスティニー
最果てでも笑い合えるように
「離れないでいたい」
ずっと気づいてた希望も
未だ届かないけれど
抜け出せない螺旋の果て
ここまで来れたのだから
終わることない祈りをキミへ−−–
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