泡沫のマーメイド
月明り照らした 宵闇深く
生ぬるい風 素肌に纏う 海のそば
生きる世界違う 君に思いをはせてしまった
この足で砂を踏むより早く 恋をしているの
燃えるような心は夏日の 暑さのせいにしようか
もういっそ溺れて 溶けてもいいの
あなた以外見えないの
私を視てよ 私だけ視て ほんの5秒間
瞳のガラス 映すのは私なの?
まぶたの裏
ほんとのこと 知ってた でも逃げた
叶わないこと 海の中で ずっと悩んだ
この脚この恋 日が昇るまで 結ばれないと
人魚の想いは 天へ消える 誰にも知られないで
頬を伝うのは涙じゃないんだ 瞳から零れる汗
あなたの御話の1ページには
私がいなくてもいいの
HAPPY ENDは あの子にあげる 空想のマーメイド
海に流され 泡に消える恋心
さようなら
憶えていてねと願う 深い海の暗闇で
心の奥で 愛しています ずっと
君のことを
波にさらわれ 涙は溶けて 元の姿へと
海に漂い 思いを今流すの
愛してたよ
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