書きかけの手紙には
君への歌 とじれないまま

会いたいと 歌わず
会いに行くべきだった
伸ばす この指先が
知らしめる現実を
君との終わりが来たこと 

絡めた指先 すり抜けて
ふわふわ 舞い飛ぶ蝶のよう
いつから 君のこころの羽
離れ始めていたのだろう

春先に咲いた花の面影なら
いつまでも いつまでも 消えないと信じてた

抱いて抱いて殺して
君の胸 感じて
息をひそめたままで
冷えた朝 広い部屋
君との終わり 告げただけ


交わした言葉もすり抜けて
ひらひら 落ちてく 木の葉
地面を埋めてく 色落ち葉
ふたりの間にも積り

秋の風 忍び込む 冷たい夜は
すぐそばに 冬の音 鳴り始めていたのに

抱いて抱いて殺して
君の胸 感じて
息をひそめたままで
吐く息が 白くなる
君はもう 隣にいない

(間奏)

書きかけの手紙には
君への歌 とじれないまま

会いたいと 歌うよ
曖昧な 涙で
君を愛していたと
届かない指先が
君との終わり 突きつけた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

指先<落選作>

raiderさんの  歌詞募集 タイトル未定 9/23〆切
http://piapro.jp/t/m6YI)へ

前のバージョンにひらがながあります。

タイトルは「指先」か「冷たい指先」かで悩み中

閲覧数:200

投稿日:2015/09/23 22:48:52

文字数:432文字

カテゴリ:歌詞

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