空は青を失って 空気は少し淀んだ
そんな街中をひとり歩いていた
裏切りと失意が渦巻く 世界で僕は
自分が何者なのかも忘れてしまっていた

そんなときどこからともなく
聞こえた歌声に心奪われる
立ち止まって僕は 声のする方を探す
そこにいたのは 青い髪の少女
一筋の光が差したような そんな気がした

ねえ アルカ 君の歌で 僕を暗闇から救い出して
中身のない空っぽな僕に 生きる意味を与えて
くれないか

光を失った目をした その青い髪の少女は
誰に邪魔されることもなく 歌い続ける
その声はとても綺麗で でもどこか哀を帯びていた
気づかないうちに僕は 涙を流していた

なぜ君は歌っているのと 問いかけると少女は
「無くしてしまった大切なものを探しているの」と
そう言ってまた歌い始める少女 その目には涙
そうか君も同じ悲しみを 抱いてたんだね

ねえ アルカ 君の歌で この世界の理を壊してよ
色を失った人々の夢に 鮮やかな旋律を
奏でてよ

君の歌には 運命さえも変える力がある
一緒に探しに行こう ぼくらの生きている意味を
そう言うと少女は頷き空を見上げる
その目にはかすかな光が宿っていた

ねえ アルカ 君の歌は 君自身の未来をも明るく照らすだろう
何も恐れることはない 僕が君を守るから
響かせて 青色のメロディを

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

アルカ

閲覧数:45

投稿日:2017/04/25 03:13:56

文字数:565文字

カテゴリ:歌詞

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