もし わたしが
おかあさんのこじゃ
なかったら
きっと わたしは
いまこんなにも
しあわせじゃなかったよ
もし わたしが
おかあさんのこじゃ
なかったらね
おにぎりが さんかくなこと
うみは あおくないこと
そんなことも
しらないままで
いつも
てをにぎる
あたたかなてが
たまにあたまを
なでてくれるのが
うれしかった
ねえ おかあさん
わたしね
おかあさんのこで
よかったって
こころからおもうのよ
おてんばな むすめでね
めいわくかけて ごめんね
もし わたしが
すべてを なげだして
せかいのはてまで
にげたとしても
きっと おかあさんは
はだしで かけてきて
わたしをひとりには
させないでしょう
もし わたしが
めを つむりたくなるような
つみを おかしたとしても
きっと おかあさんは
わたしを だきしめて
そのうでを はなさないでしょう
いつも
みまもる
そのまなざしが
たまにやさしく
わらうのが
すきだった
ねえ おかあさん
わたしね
おかあさんのこと
かんがえるたび
いとしくて なみだがでるのよ
こんなときだけ しおらしくてね
ずるいむすめで ごめんね
ねえ お母さん
聞いて欲しい事が あるの
あのね、
あのね、
「大好きよ」
わたしが いつか
こどもを さずかったら
おかあさんみたいな
おかあさんに…
なんてね
こんな事
面と向かって言えないね
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