ゲルニカ
作詞・風宮フウ様
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ゲルニカ
頭の中で 流れる 流行りの哀唄
見失わぬように 僕であるための「役」奪われぬように
徒然つづくシナリオは繁く行き止まる
支配された重力、未だに見えない「敵(モチーフ)」に夢中で
肢体に 絡まる 鉛の糸
前に倣って 右に倣って
神様の 仰せのままに
無彩色の惨劇 役も無いまま踊れ
言葉も亡くして 怪物と化していく
シグナルの色に 行先を委ねて
アラームの音に カラカラしちゃって
踏切の先 人の影 聞こえる台詞は
「どちら様でしょうか?」
ええ、いわゆる「脇役(メインキャスト)」ですの
ダミーなら数多用意されていた
強がり拗ねて 目的忘れ
殿方の仰せのままに
もう振り切れなくなって
後の悔いのガラクタ
身体も亡くして 月の影に隠れる
孤独が恐ろしくて
猿のよう、まねているだけ
零そうとした言葉 肺に埋もれる
描いた
「パステルも無い」
どうこう言いながら
無茶苦茶 取り繕った産物だ
見えない誰か、操られてるよう
ほら、「個性も無い」
もう見てくれなくなって
呪う声も消えてはくれなくなっていた
感傷のゲルニカ
地図も剣も落ちて消えて
重ねている造花を
その世界を見せて 感じた個性もないなら
罵声すり替えて 声明に変えていく
シグナルの色を 奇抜に塗り替えて
ガラクタは笑う
僕を笑う ああどうして
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