《何年か果てに地球人らは
「惑星は四角」と言い張ってた
それでも当時は常識だった
「本当」を言えば首を刎ねられた

「本当」が何か知りもせずに宣う
今じゃ四角なんて誰が言うのか？

真偽なんざ
どっちだってよかった「他人事」
知った時に反応すりゃいいと思ってた
劣化してく人類の総許容量には
未来というのがない
切羽詰まったら「死」がちらついて
切った時に後悔すりゃいいと思ってた
四角い惑星で生きている現人に
終焉はまだ来ない


何年か果てに地球人らは
「戦争が名誉」と言い張ってた
それでも当時は常識だった
「反対」すれば追放された

「反対」が何かも知りもせず飛び立つ
今じゃ平和を願ってるじゃないか

賛否なんざ
どっちだってよかった「綺麗事」
散った者を称えりゃいいと思ってた
きっと敵は他でもない自身だなんて
嘘でも言えないか？
待ったまま亡くなった被害者に
ちょっとでも同情すりゃいいと思ってた
そんな腐った世界が今も息をして
笑えよだなんて散々だ



どうやって生きりゃいいのですか？
「本当」も「反対」さえも
言えない窮屈を感じている
これが地球だと？


夢や希望で溢れ、晴れた空の下で
幸福論を唱える「夢」


イノチなんざ
どっちだってよかった「絵空事」
「失格」と明言できりゃいいと思ってた
もっと妄想で世界を埋め尽くせたなら
何年先も綺麗か？
真っ先に人類を支配したのは
吹っ切れた機械類の感情だったとか
歴史を遡って公言してやってくれよ
これがシュルレアリスム》


不正解が正解でいいよ
未来人が未来言ってくれよ
疑念ばっか信じてたんだ誰も

不幸だって言う幸福者よ
「地球」もう一回四角にしてよ
そしたら角に集まって
押し合っちゃおうか