華やいだ街の光に眼を刺される
眼を凝らしても夜の闇は見えない
眠らない空に星も月も姿は無かった

嗚咽響く幼子(おさなご)の声に
死んでゆくあたたかな夢たち
暗い路地に独り立ち尽くす
僕の足元の影も闇に喰われて溶けた

今日も仰いだ空に月は昇らない
人の心の奥底を映すような闇は
上辺だけ飾る綺麗な嘘に
照らされて幼子(おさなご)の夢を喰いに行く
腐っていく安息をもたらすように


死んでゆく夢の欠片と陽(ひ)を感じる
陽(ひ)のあたたかさなんてとうに忘れた
穢れた空に優しさなんてものは無いのさ

心閉じた堕天使の笑みに
泣いていた傷痕が重なる
罪の色に染まった姿
砕けた鏡に映る僕の歪んだ姿

今日も掲げた罪は崩れない
他人(ひと)を裁くほど正しい誰かなんていない
"あたたかな世界"なんてものはそう
嘘だけでできた夢物語なのさ
甘いだけのありふれた偽の慰め


独り生きる君だけが唯一
死んでゆく人の中綺麗で
街明かりに呑まれ腐ってく
僕の狂ってる脳が君の命欲しがる

今日も仰いだ空から紅い雨が降る
君の綺麗な唇が肌が染まるほどに
壊してよ世界なんて要らない
堕ちた僕綺麗なままの君へ祈る
腐っていく安息をもたらすように

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Egoistic Psychedelic

タイトル読みは「エゴイスティック サイケデリック」。
中身相当病んでいますが、解釈はご自由に。

閲覧数:152

投稿日:2009/09/26 22:21:06

文字数:515文字

カテゴリ:歌詞

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