さよならした昨日
溜め息つく夜明け前
冷えた薬指が
触れた先はくちびる

頭の中 声が響く
身体中に思い出す
てのひらの温もりが
わたしを眠らせない

ひとつふたつ 数える度に
しあわせが逃げてく
珈琲を飲む度に私は
ためいきコーポレイション

目を閉じたら思い出してしまう
眠れない夜はもう明けるのに
残り香にさいなまれてる
あと何回思い出せばいい?

ひとりきりの部屋が
溜め息で満たされていくのがわかるよ
空っぽのわたしはそれを孕んで
在庫だけを抱えてる

幾らためいきを搾り出しても
消えない面影 離れない
嗚咽も涙も通り過ぎた後の
抜け殻がつく溜め息

さよならした昨日
遠い日の幻のよう
冷えた薬指に
鈍く光る銀色

ひとつふたつ数えていたら
夜はもう明けてた
溜め息を溶かすように
照らし出す太陽

幾つ夜を越えたら
溜め息は笑顔に変わるかな
それまでは業績不振の
ためいきコーポレイション

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ためいきコーポレイション

友人がとある日記で使ったタイトル、「ためいきコーポレーション」。
そこからインスパイアドネクストです。
今回、歌詞はあまり練れてません。
いつもバッドエンドな歌詞なので、せめて今回は前向きな感じに終わらせてみました。

閲覧数:414

投稿日:2010/02/09 22:31:56

文字数:402文字

カテゴリ:歌詞

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