花火

作詞、作曲：汐見シオ
Vo:megpoid

君の背中追いかけていた　追いかけても遠いままだった
こっちが二の足踏んでいても　君は迷わずに進んでいった

どうしても縮まらない距離　貼り付けた笑顔で誤魔化した
本当はすごく小さいのに　押し潰されないよう頑張った

「私、ここで待ってるよ」　呟く言葉に君は振り返り
悪戯気味に笑いながら　言葉なく空へ消えてった

長い長い時を随分一人きりで歩いた気がする
今は遠くあなたからの音擦れはないよ
いつかあなたと並んだ時　焦がれた日も笑い飛ばせるように
軌跡を辿り箒に跨って飛ぶ


たくさんの人々と出会った　たくさんの笑顔を見てきた
それでも思い出のあなたの　笑顔は誰より眩しくて

「私は先に行っているよ」　踏み出すあなたは光に消え
そんなあなたが憎らしくて　同じくらいに憧れた

あなたは自分の道を進む　私のことは顧みずに
そんなあなたがどうしても大人に見えた
追いかけてばかりは悔しいから　魔法で空に花を咲かす
いつかあなたが迷った時辿れるように


長い長い時を随分一人きりで歩いた気がする
今は遠くあなたからの音擦れはないよ

あなたは自分の道を進む　私のことは顧みずに
そんなあなたがどうしても大人に見えた
追いかけてばかりは悔しいから　魔法で空に花を咲かす
空の花は大輪となり風に消えた