雨の日も風すさぶ日も 夢中で机に向かった
ただひたすらに 心が躍った
使い古したクロッキー帳 やぐらのように積み重ねて
夢を語り合う 時間も忘れて
気まぐれな雲を ずっと眺めていた
黄金色に染まる 木々を背に
真逆だけど似てる二人 でもウマが合う不思議だね
背中合わせて あどけなく笑う
銀杏の実を踏まぬように イチョウ並木を通り抜け
思い馳せては 秋空見上げた
少しずつ別の 世界を見ていた
色褪せるとしても 愛しくて
あの時扉の隙間から 舞い込んだひとひらの花箋
きっと誰かに届いてる ずっと誰かが見ている
だから俯いていないでほら...
二人で共に過ごした日々 何もかも輝いて見えた
そんな悲しい顔で 過去を振り返らないで
目の前の夢を描いてほら...
もう一度笑って
落ち葉舞う道を歩いて 二人並んで観た映画
等身大の世界が 眩しく弾けた
何か違えば僕らにも そんな未来があったのかな?
頬杖ついて 繰り返す毎日
気付いてた本当は それじゃダメだって
頼らずに進む そう決めた
まだ見ぬ色づく世界から 舞い降りたあの天使の羽根
きっと誰かに届いてる ずっと誰かが見ている
だから俯いていないでほら...
二人で紡いだ歳月は そう かけがえのない宝物
そんな悲しい顔で 過去を振り返らないで
目の前の夢を描いてほら...
待ってる人がいる
忘れ形見の夢の続きを ほら 顔を上げて紡いで
少しずつ別の 世界を見ていた
色褪せるとしても 愛しくて
あの時扉の隙間から 舞い込んだひとひらの花箋
きっと誰かに届いてる ずっと誰かが見ている
だから俯いていないでほら...
二人で共に過ごした日々 何もかも輝いて見えた
そんな悲しい顔で 過去を振り返らないで
目の前の夢を描いてほら...
どんな結末になろうとも 何一つ後悔はしない
だって一人で決めたんだ この道を進むって
だからこのシオンの花だよりを...
君に届けるよ
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