シベリアの大地に生まれ
草原をかけて飛び立った
砂漠越え大河を越えて
髪風にたなびく

いくつもの街を見てきた
サムイ街アツイ街 大地
かけられる言葉はいつも
同じ冷たい言葉

海の上で友達できた
透き通るほどに綺麗な子
だけれど島が見えると
真っ白になって降り立った

ねえもっと一緒にいてよ
生まれてずっとひとりだった
初めての友達そして
最後かもしれない 友達

北風となって 吹き過ぐる
真っ白な大地をめぐる
暖かさと優しさを
そして冷たさを 届ける運命

海の友達に会いに
ちょっと下に降りてみた
別れのはなむけに
一緒に踊ったのさ

ずっとここにいたいのに
ずっとはいられない さだめ
いつかまた一緒に なろう
涙の手解き

一人でいるのは寂しい
いくつもの二人組の間を
通ってはつなぎとめる
ああ、羨ましい

ねえもっと一緒にいてよ
生まれてずっとこれからも
一人にしかなれない 性分
だれも寄ってこない 君以外

北風となって吹き過ぐる
真っ白な 空を駆け巡る
一人走る 寒江の雪
感情の放物線 描く運命

友を失った もう
何も残されていない
冷たいだけとの罵倒
燃え盛る炎がひんやり

北風となって 西へ行く
西の方 出づれば旧友
莫からんと行ったのは
誰だ

北風となって吹き過ぐる
偏西風は間近
友のことを叫んで
飲まれてく めまぐるし日々

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

冬西難睦

私のような高気圧

閲覧数:69

投稿日:2015/01/07 17:48:41

文字数:582文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました