今なにを捨てたの?
ねぇ、ちょっと見せてよ
今なにを飲み込んだの?
その歪んだ色も見せてほしい
つまらない恋だとか
子供の頃の夢だとか
そういうのちょっと痛いでしょって
綺麗な笑みを浮かべるんだ
例えば、だって、でも
口にするたびにくだらなくなる
やっぱり、きっと、多分
それじゃ情けないでしょ
あの日の僕はもう居ないんだから
君の死体を拾い集めたい
捨てた言葉を星のように空へ
願った過去も恥ずかしくないよ
あの日君は確かにそこに居たから
今なにをやめたの?
ねぇ、ちょっと聞かせてよ
今なにを消したの?
手のひらの陽だまりを教えてよ
憧れの人だとか、
好きだった音楽だとか
最近色褪せて見えるんだって
知らない顔で笑うんだ
なんか、だって、けど
口にするたびに光がしんと止んでいく
もしも、きっと、だとしたら
困っちゃうでしょ
あの日の僕はもう光ったりしない
君の死体を拾い集めたい
飲み込んだ輝きをもう一度放つの
祈った未来は今も瞬いているよ
あの日の君は死んでない
そんなこと
そんなこと
とっくに気がついているでしょ
君の死体を拾い集めたい
捨てた言葉を星のように空へ
願った過去も、祈った未来も
君と二人で抱きしめてみせるよ
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