墓標の理由

とある厨二の大学院生

まだ何処に向かうのさ
まだそこに何かあると思う？

かつて夢見たような景色を引きずり
擦り切れた足元は骨だけ残して
何かに駆られる、薄明かりの中
突き立てられた証明、存在の未完成
何度も殺して、それでも求める
研ぎ澄まされた衝動、ささくれ立った感性

まがい物張りの小屋
覗いたら、あら、何て不様

いつか間違えてく思惑の連鎖
両目を潰されてこれでもう満足？
イカレタ脳の中、やたらと蔓延る
対応付けた象形、酩酊狂う乱世
何処から聞こえる、聞き慣れた笑い
鳴り止まない共鳴、事切れ朽ちる感性

淵さえ見えずに、漂う調べ

いつか夢見たような景色を忘れて
確かめる間もなく想いは虚ろへ
古ぼけた岩に、刻まれた名前
打ちのめされた処世、感情の未完成
何度も殺して、それでも求める
研ぎ澄まされた衝動、ささくれ立った感性

2013/10/07
1サビ最初のクリップ音が気になったのでデータを差し替えました。