【イントロ】
まだお待ち下さい
春一番しばし
桜散らさぬやう
請うる私は
【A】
花を見上げ木の下で
けふも私 溜息を
存知ないでせう
桜見上げるわけなど
窓辺の貴方は
花霞の向こう側
お気づきになりませうか
この胸で鳴いています
愛しひ鶯(うぐいす)
瓦斯(ガス)燈が点く前には
矢柄の袖振り
家路急ぐ小鳥です
【B】
桜も見納め
遠く遠く
蒸気船乗つて
英吉利(エギリス)へと
【サビ】
愛しひ愛しひと
言う心が戀と
云うのださうです(8
恋うる私は
【A】
花を見上げ木の下で
けふも私 希(こいねが)う
伝えたひのです
散つてしまうその前に
窓辺の貴方は
桜が好きなのでせう
ご覧になって下さひ
花に隠れた私を
否(いいえ)お忘れに
臙脂(えんじ)の袴よりなお
紅く色付ひて
恥ずかしうございますの
【B】
貴方も見納め
早く早く
打ち明けやうとも
意気地がなくて(7
【サビ】
まだお待ち下さひ
春の盛りしばし
桜散らぬやう
請うる私は
コメント1
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ご意見・ご感想
シルクロード@行商人P
ご意見・ご感想
多分こちらを採用させて頂く形になると思います。
文字数の関係で改変して頂く場合がございますがよろしいでしょうか?
できるだけこちらでvsqを弄ってなんとかしますが……
2011/03/18 22:19:22
Taki
文字数の改変は大丈夫です。
『乙女と桜』を煮詰めていく形でもいいと思います。
えっと、男性視点で遠恋を書こうと思っていたのですが、そちらも上げたほうがいいですか?
2011/03/19 09:56:08