幾つの頃だっただろう 私が貴方に初めて出会ったのは
海に面した大きなお城 そこのテラスに貴方は一人佇んでいた
果てなく広がる空を見上げていたその横顔に 私は心を奪われたのよ
毎日同じ時間に現れる貴方を一目見るために 私はまた海から顔を出す
私は人に恋する人魚姫
例えこの恋実らなくても それでも私は自分を止められなかったの
願ってしまった 笑顔がみたいと 想ってしまった 貴方の幸せを
どれ程時がたったのだろう 私が貴方を盗み見るようになってから
お互いに成長した私たち それでも貴方はまだ一人で佇んでいて
海の世界にはいない貴方という存在が 私にはとても愛しくて
ふと海を見た貴方と目が合ったその瞬間 私は逃げ出す事が出来なかった
貴方は陸の国の王子様 私は海の国のお姫様
種族という壁が私達を分かつというのなら
貴方の為に私は禁忌を犯します
―私に足を下さい この声と引き換えに―(台詞てきな感じで)
私は恋に溺れた人魚姫
足を得た私を待っていたのは 私だと気づいて貰えない悲壮感
反省しました 禁忌を犯した事を 諦めるしかなかった この秘めた想い
そろそろ私は消えるのだろう この体は泡となって海に還るの
兄姉達が短剣を差し出す 王子を殺せば貴女の呪いは解けるのよ
貴方は隣の国のお姫様と幸せそうで その笑顔を見れただけで満足で
短剣は私の想いと共に海の底へと隠します 誰の目にも気付かれないように
朝日が昇る海辺で一人 私は消えて泡になる
指先が泡となり始めたその瞬間
無意識に口が紡いだこの言葉
―愛しています この身が海に還っても―(台詞てきな感じで)
私は幸せを願った人魚姫
ふと後ろから抱きしめられて 言葉が声になっていた事に気付いたの
耳元で囁かれた 私の名前 戻って来た声と溢れる涙 消えてない指先
テラスに並ぶ2つの影 そっと隣を盗み見る
あの時と違うこの距離が嬉しくて
貴方と空を見上げる私は恋人魚
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6.
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