1
電波の届かないところに行くね

きのうまで 震えてた携帯電話
もう二度と君へは繋がらない

なんでそんなところに行くのかって
ちゃんと聞いてあげられなかった
君のサインをひとつ見逃してた


同じ空の下で
僕らは同じ月を見ている
それだけで満たされた夜を
君はもう忘れたかな


2
死ぬのが怖いのは何でだと思う？

そう呟くあの日の君が
脳裏に浮かんで儚く消えた

なんでそんなこと聞くのかって
ちゃんときいてあげられなかった
君のサインをまた拾い損ねてた

同じ惑星の上で
僕らは同じ宇宙(そら)を見ている
それだけで繋がった気持ちを
君はもう忘れたかな


「死ぬことは怖くない
忘れられることが怖いだけ」

届いた手紙の
本当の意味に
僕が気づくのは
まだ少し先のこと

帰らない君への
募る思いに
僕が気づくのは
もう少し先のこと

同じ空のしたで
僕らは同じ月を見ている
それだけで満たされた夜を
君はもう忘れたかな

同じ惑星の上で
僕らは同じ宇宙(そら)を見ている
それだけで繋がった気持ちを
君はもう忘れたかな