灯籠流し


さようなら さようなら
私と今日までありがとうね

満天の綺羅星 地面叩く涙
二人 指切りをした
口遊む わかれ唄
遙かな水面に照る灯籠(あかり)


祭りの終わりに笛は止み
並んで座る石段
鼻緒に擦れて痛む足
気にするように俯いて

傍らに君が居た その奇跡さえ
流れてく年月に呑み込まれてしまうよ

満天の綺羅星 地面叩く涙
二人 口を噤んで
確かめた体温が
冷めないように祈ってた


不思議で儚い人の縁
結んで開いて 堪忍ね
この世の終わりも 明日の陽も
このまま来なけりゃいいのに

綻びた蓮の花 数えていたね
無邪気さに少しだけ嫉妬してしまうんだ

美しい世界に眩暈さえ覚えて
最期 二人は何処
ゆらめいて ゆらめいて
祭りの雪洞 輪を描く


さようなら さようなら
私と今日までありがとうね

流れ去る綺羅星 濡れたままの頬で
二人 指切りをした
重ね合う わかれ唄
波打つ水面に散る灯籠(あかり)


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さようなら さようなら
わたしときょうまでありがとうね

まんてんのきらぼし じめんたたくなみだ
ふたり ゆびきりをした
くちずさむ わかれうた
はるかなみなもにてるあかり


まつりのおわりにふえはやみ
ならんですわるいしだん
はなおにこすれていたむあし
きにするようにうつむいて

かたわらにきみがいた そのきせきさえ
ながれてくとしつきにのみこまれてしまうよ

まんてんのきらぼし じめんたたくなみだ
ふたり くちをつぐんで
たしかめたたいおんが
さめないようにいのってた


ふしぎではかないひとのえん
むすんでひらいて かんにんね
このよのおわりも あすのひも
このままこなけりゃいいのに

ほころびたはすのはな かぞえていたね
むじゃきさにすこしだけしっとしてしまうんだ

うつくしいせかいにめまいさえおぼえて
さいご ふたりはいずこ
ゆらめいて ゆらめいて
まつりのぼんぼり わをえがく


さようなら さようなら
わたしときょうまでありがとうね

ながれさるきらぼし ぬれたままのほほで
ふたり ゆびきりをした
かさねあう わかれうた
なみうつみなもにちるあかり

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

■灯籠流し

raiderさんの歌詞募集 タイトル未定 9/23〆切への応募作です。

http://piapro.jp/t/m6YI

@歌詞について
じゃっかん季節外れだなぁ(^^;)
別れというと夏の終わりをイメージしてしまう今日この頃。

閲覧数:158

投稿日:2015/09/22 14:12:13

文字数:948文字

カテゴリ:歌詞

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