なぞり書きの絵札
いつに増してや
白と黒の双色
柄でもない
イロトリドリ
わかることのない世界だった
サヨナラシヨウ
いつの間に
泣いてるもんだな
走り出せばでんこうせっか
あの日の僕らはユメでもみたの?
記憶が絡む 奇跡の音
胸が痛いよ
スキとキライのかざぐるま
描きかけの未来を乗せて回れ
鮮やかに彩り
届けて...愛しい人へ
筆滑らしの名残り
変わり映えせず
ぐうぜん遠くの君は
目をそらした
イロトリドリ
へりくつのない世界に慣れて
アリガトウスラ
言えずに
何処かへ行く
僕の想いはでんこうせっか
青い風がささやいて気づく
懐かしい君と並んで歩く
温もりが全て教えてくれた
スキとキライのかざぐるま
消えかけの過去を乗せて回れ
「生きた証を残そうか」
行かないでよ...二十歳までは
走り出せばでんこうせっか
あの日の僕らは何をみていたの?
愛しい笑みと泣きじゃくった顔
君の優しさで大きく
育ったんだよ
カコとミライのかざぐるま
思い出が膨らむ人生を乗せて回れ
鮮やかに彩って
行かないでよ...さよならなんて
言わないでよ、ずっと...二十歳までは
かざぐるま
何も変わらない。当たり前の日々がなんとなく退屈で嫌だった。けど、だんだん大人に近づいて来るときに思い知ったことがある。まぐれなのか運命的な出逢いが、ある日訪れたり、自分の年が二桁になる頃には、人は死んでしまう生きものと知ってしまったある日が突如として訪れたり、子供の心の中はずっと忙しいのだ、と。自分の感じる「嬉しい」は誰かにとって「嬉しい」ことなのだろうか、自分の感じる「悲しい」は誰かにとって傷つけてしまったりするんじゃないだろうか、なんて自分と誰かを平等に思いたくなる。それがダメだったのかな。その平等が、自分の勘違いの優しさになってしまったんだな。だから、誰かを大切にしたっていつかは去っていって、クラスに馴染めない自分は嫌われ者扱いなんだって毎日のように言い聞かせたり、誰の役にも立たない自分がこうしてつまらない人生にしてしまうのが本当に情けないと感じた。でも、だけど、それこそ、今の自分が何かに向かって歩んでいけるのは、そういう自分が嫌だったからじゃない。過去の自分が学んで来たことは絶対に後悔じゃない。出逢いも別れも激しい人生だけど、全て自分の成長に必要なことなんだって初めて知った。まだ、二十歳じゃないけど。ひーばあちゃんに聴かせたかったなあー僕の歌。もう叶わないけど。タイトルの「かざぐるま」には「叶わなくなったユメと叶えてやりたいユメ」という想いを乗せています。僕みたいに手遅れになる前に、誰かの叶えたいユメを乗せたい。叶わなかったユメも後悔と決めずに乗せたい。僕は、届くと信じている。絶対に届くから。
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