被疑者Mの告解/Itoma×初音ミク OffVocal
僕は有名に…なりたいがために…
あなたたちを利用…してました
悪いことをしたとは思っています
この罪 告解します
ボーカロイド文化への愛なんて
正直二の次でした
自分のヘタクソな歌となら
スージが2桁は違いました
最初はきっとただの音声合成ソフト…だった
「私」というキャラクターで目を引いた
はじめはそんなオリジナルな歌ばかりだったけど
"ヒトの真似事" 突きつけられて
どこに行けばいい?
うまく歌わせるなら(歌うなら)
AIだってあるし(他にも)
もっと簡単な方法もある
こんな時代だ
だけど君は(僕は)
なぜに君を(なぜ私を)
選んだのか
「嗚呼…悪いMだ…」
…違う!違う!そこに愛なんてなかったんだ
固定ファンがいて
ウケがいいのは分かるだろう?
歌詞だって誰が歌っても良いようなものばかりで
【人間の歌手】の代わりでしかなかったんだ
誰が歌ってもいい歌詞なんて
世の中のほとんどの歌がそうだよ
それでも私を選んでくれたことが
やっぱり嬉しかったんだ
名前を上げたいなら(人気者)
ボーカロイドの看板(なりたい)
だけでは到底間に合わない
こんな世界だ
それでも君は(僕は)
なぜに作り続けるのか
「嗚呼…ダメなMだ…」
あんなにあったはずのタイムリミットが
気づけばこんなに少なくなって
僕のでは光らないんだと
受け入れるのが怖くて 怖くて
芸術は飽和して
至極ありふれた絶望の潮へと呑まれかける
憧れたあの人たちは
どんな苦悩の先に見つけたのか 光を 光を
ラララ…
ふと思い出していた
僕の青春の日には
そういえばいつだって決まって
君がいたんだ
欺瞞じみた(そんな)
生き方しかできなくても
連れていくよ(ついていくよ)
歌を歌わせてほしい(歌を歌ってほしい)
才能なんかなくても(いつかは)
どこかに辿り着けるかもだよ(君とならば)
私は君が作る音楽の中で生きていく
僕は君が歌う音楽と共に生きていく
それだけの…
ただの【ヤマハが開発した歌声合成技術と、その応用ソフトウェア】
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