例えるのならば砕け散った砂糖菓子
例えるのならば風に泣いたあの花

「それでもかまわない」なんて
わたしの手を引くあなたはね どうして
纏った儚さを 影を
脱ぎ捨てるのでしょう そうね そうね

例えるのならば赤で描いた青い空
例えるのならば喉の枯れたあの味

錆び付いたオルゴール 歌うことをやめないでいて
退屈でも悪くないものと そう思うの 思うのに

「それではいられない」のだと
知らない表情をしたあなたは どうして
わたしを名前ごと呼ぶの
「鏡を覗いて」 ……そうね

時計の針は境界を指す
おやすみが言えないのは まだ
眠れそうにないから

例えるのならば蓋を閉めた宝箱
例えるのならば隣り合った合鍵
例えるのならば喉に触れたミルクティーのように優しいまま
例えるのならば風に咲いたあの花

「それなら怖くない」なんて
貴方の手を取る私はね どうして
纏った儚さを 影を
脱ぎ捨てるのでしょう 

大切に抱えた音色は
秒針を私の鼓動へ 乗せたら
ブリキの瞳が映す 嘘を
越えるのね じゃあね

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境界線を踏み越えて

tomoさん作曲、時雨雨季さんイラスト、*32さん動画
(http://www.nicovideo.jp/watch/sm25946899?ref=search_key_video)

tomoさんに曲をつけていただいて、どこか不思議で懐かしい素敵な作品に仕上がりました!
優しい歌声やメロディ、可愛らしくどこか温かいイラスト、動画はもちろん何度も削って足した歌詞も自分としてお気に入りだったりします。
大切な作品、経験をありがとうございます!

閲覧数:713

投稿日:2015/07/27 14:53:05

文字数:458文字

カテゴリ:歌詞

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