1 「返事がない。ただの屍のようだ。」

  そう 僕はただの屍 
  話しかけたって何も返ってこない
  でもどうしても伝えたいことがあって
  ずっとずっと待ってたんだ

  戦いに負けて 僕は屍となった
  墓場もなく 更地に捨てられて
  悔いを残して 僕は死んじゃった
  旅人よ 伝言を頼んでいいかな

  家族のみんな 元気にしているかな
  好きだったあの娘はどうなっているかな
  ただの屍でも 思いを伝えたい
  旅人に伝言は 伝わらなかった

2 一年 十年 変わらない姿
  ここを通り過ぎる旅人は何万人も見た
  伝わらないってわかっていたけど
  ずっとずっと繰り返してきた

  同じ場所にたたずんで たくさんの人に話しかけた
  慈悲もなく ただ見捨てられて
  思いを託せず 僕は彷徨った
  神様よ どうか届きますように

  昔の親友 仕事頑張っているかな
  村の子供たちは 勉強してるかな
  返事はなくても 気にしている
  神様に 願いは伝わったかな

  十年 百年 春夏秋冬を過ごしてきて
  色々な旅人たちを見てきた
  僕に気づいては 離れていき 
  どうすることもできなかった
  
  「返事がない。ただの屍のようだ。」
   旅人に メッセージは伝わったかは知らないけど
   光に包まれて 時間が来たみたいだ
   僕はいつもの同じ場所にいなかった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

屍のようだ。

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投稿日:2018/01/24 10:16:29

文字数:606文字

カテゴリ:歌詞

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