果てしなく広がるこの世界
空と海と大地　永遠の時の流れ
今はまだ見えなくても　きっと探しに行くよ
fragments of…


気まぐれな太陽が笑いながら去って　しがみつくばかりの一日が過ぎた
流されることを恐れるばかりで　何を思う暇もなくまた日を数えた
ビル風が吹き抜けるがらんどうの街を　重い身体引きずりさまよう
夢も見えない深い眠りに　憧れたイメージが埋(うず)もれていく

縮んだ君の後ろ姿　寂しげな背中越しに見たのは
荒れた雲に隠れた黒い夕焼け

単調な色合いの毎日に慣れて　夢見てたきらめきはどこへ消えたの？
幼いあの日に見つけた　色鮮やかな小さなカケラ
君に見せたくて　探したんだ

果てしなく広がるこの世界　限りなく巡り来る朝と夜の間
どこにあるかも知らないけど　それでも探しに行くよ　fragments of…


無表情な人波にもまれ削られて　やせた心は頼りなく揺れた
誇るべきものも寄り添える過去も　何も支えを持たずさまよい行くの
知らぬ間にひとり迷い込んだ　終わりの見えない暗い迷宮
きっとあるはずの小さなカケラ　信じてひたすら進んできた

正しさ貫けば涙が増えること　僕はいつ、なぜ気付いたのだろう？
僕が僕でありたくて　それでも求めた一つのカケラ
何かを失くしても　探していた

限りなく続いてくこの世界　過去と未来　二つの狭間の現在(いま)に
遠い記憶たぐりながら　いつかは辿り着くよ　fragments of…


大切なものばかり　この手をすり抜けて
とらえるのはいつも　よく似たガラクタ
無邪気な心のままで　狂おしく求める“真実”のカケラ
君にも見せたくて　探したんだ

一人立ちすくみ涙しても　信じていればまた探していける
全ては粉々のfragments(カケラ) 　答えはひとつではないよね

果てしなく広がるこの世界　永久(とこしえ)に続くヒカリへの旅
いつでも道はそこにあった　今日からまた始めよう　fragments of…

今　僕は迷いながら　傷つきながら歩き出した
君にも見せてあげたいな　きっと見つけ出すよ　fragments of…