遠き遠き夏の日の
いはけなき頃の思い出
それしか覚えたらざりて
今日も闇の中に孤独

この年があくる頃に
われは何をしたらばよしや?
会ふか会はず いづこが正解
もはやいづこも正解にあらず?

そこに、なんじをとぶらひ求む彼
そしていつの間にかすれ違ひたり
やっと会へきと思わば 暗き暗き
闇の中 一人ぼっちの夢なりき

寒き寒き冬の日の
大人になってからの思い出
忘れしくも忘れられざりて
明日も闇の中に孤独

この呪いが解ける頃に
なんじに会ひに行くべからむや
何を思い、何をしたりて、誰と来て、幸せならむや

遠く遠くに鐘の音聞こえたり
今年も長き一年なり、来年も
やっと救はれきと思はば 違ふめり
あぁ とく呪いを解きに来てくれずや

赤き糸に結ばれたるといへども
我はさるもの信じたらざりて
もうやがて108回を超えぬれば
今年もあぢきなき年に終はりなむ

そこに、なんじをとぶらひ求む我
うちいでしは見覚えのあるかの子
「などか汝がいるや」と尋ぬと
「汝の笑顔がゆかしかりき」と言ひき

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除夜の鐘

除夜の鐘に呪われた我を汝が救いに来る

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投稿日:2016/03/18 23:15:22

文字数:448文字

カテゴリ:歌詞

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