作品一覧
その他
オンガク
一瞬霧がかかったかのように曇っていた視界が晴れる。 貴方の後ろ姿が見える。 右手には薬缶を持ち、左手の湯飲みに熱湯を注いでいる。 否、貴方が其れを注いでいるのは湯飲みでは無かった。ちょろちょろと流れ出る白湯は、あなたの指を、手の甲を、手首を濡らし、床に滴り落ちる。然し貴方は、その赤く熱する手をま...
底が見えない青い夜に
君のことを必要としている人は居る
片っ端から裁きの言葉 『Ctrl+Enter』