駄駿(Dashun)の投稿作品一覧
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3~Fの壁と急展開の日
・・・最近俺が俺じゃないのでは。と思ってならない事がある。
・・・これは洗脳だ、と分かったときにはもう遅かった。
「うぅ~Fコードが弾けないぃ~」
三久がまた根を上げた。
「練習始めてまだ20分・・・お前よぉ、1925に出てくる3番目のコードだぞ」
ちっ、最近の若い奴は・・・...1925から始まるストーリー~その3~
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2~ギブソンと下僕
あの事件から1日が立った。
「今日も憂鬱だぁ」
夕方の街中で呆然とギターをかき鳴らしている俺がいた。
しかも今日は1925縛り、余計身が入らない。
あの事件の日・・・
「とりあえず了解したからなんか弾いてみろよ」
「う、うん」
神妙な顔になりやがった、こいつ。
ぺこん。...1925から始まるストーリー~その2~
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1~1925から始まるストーリー
流れる雲の下、街の雑踏。
今日も俺はそこに立ってギターを握り歌を歌う。
家が今日差し押さえられた・・・。
仕事はしていない。
しいていえばストリートミュージシャン。
「いたいけなモーション~振り切れるテンション~」
いつも路上でやるときはこの歌から始める。
なにか(...1925から始まるストーリー~その1~
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「・・・こうして私はここまで来れたのです」
スピーチ中。周りは沈黙の中だ。
ここは大きな講堂、有名大学のだ。
俺は今、大きなネット企業の役員だ。
リア充・・・かというとそうでもない。
俺にはここまで来た理由がある。
ニコ厨だったあの日のことだった。
大学4年生、5月。部屋の中。
「ちぇっ、大学受かっ...ルカルカ★ナイトフィーバー
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病室から街明かり華やかエーテル・・・。
今日も私は麻酔によって眠りがもたらされている。
こうしないと夜が眠れないからだ。
魔の午前二時・・・。
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!!」
私は叫び声を上げた。
またあの子の首を絞める夢を・・・。
また医者がやってきて、麻酔注射が打たれる。またすぅーっと夢の中...炉心融解~メルトダウン~
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私は生きていく・・・。
今後も、そしてずっとずっと先まで。
ある人の魂と一緒に・・・。
朝起きてみると私は私でなくなっていた。
名前も思い出せない。
何も思い出せない。
・・・ただ一つ覚えていることがある。
私は自殺した。手首を切って。
そしてこの体に”リンネ”した、ということ。
だから私の名前はリ...リンネ
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さよならするのは辛くないよって
強がり言ってみた・・・
その刹那 君が泣き出した
さよなら さよなら
僕も目を拭った
さよならするの辛くないんじゃないのって
君怒りながら泣いてた
もう涙は止まらない・・・
さよなら さよなら
二人で目を拭った...強がり、そして涙
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また朝が来てしまった・・・。
僕はまた学校へ行くことだろう。それが僕の仕事であり、使命でもあるからだ。
「行ってきます」
特に返事も帰ってこない。これが日常。
途中の自動販売機、その前で飲めもしないコーヒーを飲み干す。
「今日も曇り空だ・・・」
空を見上げた。今日も一人。友達なんていない。
そう、あ...パラジクロロベンゼン
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