よんぜろ

そんな解りきったセリフ 想定内
私をナメないで 奥手の上流
どこかの恋愛小説で覚えたのかしらね？
複製品なんかじゃ嬉しくないわ
どんなに優しいあなたも そう圏外
私を褒めないで 流されそうだわ
純金のネックレスをちらつかせながら
ねえ 微笑まれても信じられない
誰でも一つ二つ秘密を抱えて
弱さを見せ...

恋愛なんて面倒なもの
傷を付けて傷付けられて
誰かに構うなんて出来ない
不器用な僕は目を逸らした
気が付けば 不思議と君の事が知りたいよ
まさか…これは…ありえないよ!
旋風 渦を巻き 心を吹き抜けた
一瞬でも感じたなら それを「恋」と呼ぶよ
突然のドキドキに胸を押さえながら…
好奇心が今 僕の口角...

憧れてる 君が今
目の前に佇んでいる
僕が君に恋をして
初めてのチャンス到来
戸惑いカオスメンタル
気の利いた言葉も出ずに
ただ過ぎる時間だけが
ミジメ君(くん)を晒してゆくよ
第三者に縋るように
この心ごと 全部丸ごと...

女の子は忙しいの 本気モード
2月に入るとソワソワね
近付いてくるその日が
バレンタインデーじゃなくたっていいはずなのに
頼りたくなる 不思議だわ
なんだか叶いそうね
恋のおまじないを掛けて…
あなたに届けたい
甘いだけじゃ退屈なの
遠回り ほろ苦...

ねえ どうしてなのかなぁ
すれ違い始めた時に
誰も何も気付かないんだろ
ああ 考えてみたけど
原因は分からず 二人
何も言わず距離を作っていたね
そう わがままなのは分かってるのに
こんな別れ方はもどかしすぎちゃうから
ねえ 元通りには戻らないかな?
なんて なんて今になって...

真っ白スケッチブック
そこに何を描(えが)こうかな？
家族の顔とか青い空とか
たくさんあるよね
候補は無限にある
でもその中から
一つを選ぶのならば
地球の平和な未来図
今日も
起きている争いの終わりは...

放課後に待ち合わせる
愛しい感情の張本人 君の事ですよ
今日という日が僕には
何よりも幸せだと思うよ 重症なくらい
6時間目の体育(たいく)の授業
キツ過ぎてもうヘトヘトだったのに
君を想ったら 足元軽くなって
無我で夢中だよ
世界記録も出せる
君を想ったら 力で満ち溢れて...

のんびり過ごす二人 休日
隣の君が静かに口開く
「夢を叶えにこの町を出る」
突然だから何も言えなくて
その時まで日は浅く
不安だらけでも…
笑ってまた会えるよね
どんな距離だって
二人の気持ちはずっと
変わりやしないよ...

教室の隅で
バツだらけのプリント見て
負け戦を後悔してた
親に怒られる
勉強サボったこと もう
言い逃れは出来ないね
手元の紙をむきになって
ぐしゃぐしゃにしても
消えない事実と結果に
ああ 逃げ出したい！...

その全て
決して完璧じゃないから
優先順位を考えられるよ
大人には
ならなくていい焦らずに
待ち時間が長い程
誰よりも優しくなれる
人は皆(みな)一生のうち
何回の恋をするでしょう?
夢見ては傷付きながら...

君は僕に泣き虫だねと
冗談っぽく言ってる
何故いつも君なのか…
ぼんやり考える
僕が君のために
出来る事がなんだか
友情と愛情の間
それって何て呼ぶの?
あたたかい距離感で…
もし君が泣いたら...

ハートに渦巻いたこの想い
くすぐったくて
馬鹿みたいに自惚れています
青空の下
一人オープンカフェ
今日も君の事
思い出す
緩んでしまう表情を
必死に抑えてるのにね
どうしてこうも嬉しいんだろう?...

仕方ないね
昨日も今日も諦めたよ
同じ繰り返し
そろそろ変わらなきゃね
視野を広げて逃げ出そう
羽根広げ飛び立って
この街を見下ろせば
片手に収まるほど小さいんだろうなぁ
その中に自分という存在を見つけたら
差し伸べてあげるんだ この手を…...

賑わう夏のビーチ
太陽が眩しいね
去年と同じ場所のはずなんだけどなぁ
雰囲気が少し違う
ハートのあたりがちょっと
苦しくなってる オカシイ
カゲロウのようなその人混みの中で
誰より輝く君
今年の夏はマジで激アツイね
その原因は君にあるだろう...

すれ違ったその一瞬で
心の中 覗き込まれ
この高鳴り この動揺を
見透かされた情けない僕さ
そんな君はポーカーフェイス
表情さえ変えやしない
このままでは終われないから
僕は君に賭けをしたんだ
君の癖や好きなものを
ひとつひとつ知るその度...

桜色が染めた春 並木道
君を探してる 恋する乙女
眠そうに欠伸してる姿
子どもみたいに可愛い
この甘美な想いを伝えたいけれど
小さな臆病が邪魔してる…
誰にでも親切な君だから
無自覚に心を惹きつけちゃうのね
ねぇ責任とってよ!
ハートを奪ったまま...