不鮮明なジャンルの詩を書いてます。 小説書きたくても文章で表現するのって結構難しいですよね~。
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言葉にしなければ
想いは伝わらない
解っていることだけど
伝える方法に慣れなくて
冷静で居られれば
簡単に伝えることができるのに
高鳴る心拍が
私の中の冷静さを乱してしまう
胸が熱くなるほどに
伝えることに躊躇いを覚えてしまう...恋の心境
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巨木の木陰に小さな命が舞い降りる
まだ名前もないその種は広大な世界を知るはずだった
けれど地に着いたのは巨木の陰
源の陽光を遮られた暗い場所
育つ手段を断たれた場所で
小さな命は生きる未来を失った
このまま花を咲かせることもなく
小さな未来は終わってしまうというの?...小さな命
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春はあなたにって晴れの舞台
一刻の過ぎる瞬間が
大切な思い出に変わりゆく
涙の別れを経て
花咲く出会いを知る
旅立ちの季節に優しく受け入れられ
桜並木があなたの飛び立ちを誇らしく見守る
一度しかないこの卒業は
誰にも掛け替えのない思い出に...卒業の時
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桃色髪をなびかせながら
あなたの生み出した才能の種を歌声にのせて
私は聞く人すべてに届けます
ただ覚えておいてほしい
誰かに受け入れられることは
決して容易なことではないかもしれない
でもそこで諦めてしまわないで
積み重ねてきたコトを確かな足場に変えて
次に進むための確実な踏み台に出来たなら
きっと...【巡音ルカ】あなたの能力【詩】
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ワタシは歌うことが全てで
あなたがくれる歌がワタシの生きる全て
でもそれだけでは物足りないよ
あなたの動かすその手に触れてみたい
あなたと一緒に歌ってみたい
あなたの傍に寄り添いたい
ワタシの想いにどうか気づいて
マスター…...【初音ミク】ワタシの想い【詩】
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どこまでも遠く青い空
吹く風が地上にいる私をからかっては去ってゆく
飛べないことを知りながら
拡げる翼には痛みが伴い
羽ばたく事すらままならない
仲間は皆目的地へ行ってしまった
置き去りにされた私は途方に暮れるだけ...片翼
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あなたを好きになったこと
その想いに偽りはないけれど
好きになってしまったことで
私は孤独という苦しみを覚えた
距離が広がった恋の螺旋
あなたの温もりを忘れてしまいそう
ぼんやり仰いだ空は星が瞬き
同じ空の下に居るはずのあなたが
とても遠く感じられる
ねぇ、...縁去離 -えん・きょ・り-
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今日も勤めを終えて家路へ向かう
ふと見上げた夜空で小さく星が煌めいた
うっすら見える星座の傍で
はっきりと輝く三点が
冬の大三角形を描いていた
子供の頃に田舎町で見上げた空は
満点の光に埋め尽くされて
まるで夜空が星の宝箱のようだった
今見上げている空は儚いものだけど
あの頃に抱いていた気持ちが蘇る...冬の大三角形
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何もできなければ
そこで事は終わってしまう
初めての事には
誰でも怖いと感じるものだけど
第一歩を踏み出せば
知らない未来に近づける
物語は決して途中で終わらない
先が誰にも解らないからこそ
人はその先を知りたいと願い
足を踏み入れようする...シナリオ
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通学路の坂道に春の息吹が降り注ぎ
並木の蕾が冬季の眠りから芽を醒ます
日常の中に当たり前に溶け混んでいた風景が
今は何処か少しだけ懐かしく見えてしまう
記憶を辿れば幾つもの思い出で溢れ返り
その想い出の1つひとつが今では大切な宝物
旅立ちの時期はあの坂道が春色に染まる頃
別れはまた新たな出逢いを告げ...桜 ~四季の始まり~
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春の息吹が強くなる
寒冬の季節が終わりを告げて
白き記憶が雪と共に溶けてゆく
待ち望んだ生命は幾知れず
いつしかここは春の庭
すぷりんぐ
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冷たさを含んだ心地よい音が
緑深き森の中を響き渡る
走る水の音が森の空気を溶かし
湧き出る水が緑に澄んだ潤いを育んで
流れる水は安らぎをこの地に置いていく
湧水
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いつものように朝が訪れる
けれど私には何か違った
映る世界は色あせて
急に視界がゆがみ始めた
こぼれ落ちた涙の雫で
私は心から泣き叫んでいた
あの日笑っていた過去の私
今はどこか寂しそうで
あなたを失った心の痛みに
私とても耐えられない...I lost you ...
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夢心地誘うそよ風が
灯火を揺らめかせては去ってゆく
キャンドルに灯る小さな光
それは思いを映す鏡となる
灯火がつきた頃
あなたはすやすや夢の中...夢心地
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空と海の境界を走る水平線
その先には一体何があるのだろう
どこまでも海が続くのだろうか
それとも見知らぬ大陸に行き当たるのだろうか
広大な海には終わりがない
ならば海の底はどんな世界があるのだろう...海
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白雪舞い散る静寂の森
一瞥する風景はまるで純白の庭園
寒気を凌ぐ木々は静かにそびえ
傍らを白兎が跳ね回る
凍結したままの時間が
落ち着きという空間を保っている
冬