Hi-Fu

狡猾なアイツにそう騙されてたんだ
どうかしたシグナルは何にも言わずに
興味が無い事だけを与えられたんだ
唐突な衝動が私を壊した
謳歌したい それだけで全てを捨てたが
音楽がゆっくりと私を奪うの
サヨナラだって分かって 最善だって尽くして
もういいかい？それじゃあ時間が来たようで
宵闇が全てを隠してい...

さよならも言えなくて
私は消えてしまったの
貴方とは居られないわ
苦しむ姿見せぬよう
届かない貴方への
この思い伝えるため
貴方ともう一度会いたいの
何処かで
おどけた貴方と
二人で笑い合ったよな...

さよならも告げずに消えてしまった
貴方は今元気でしょうか
ありがとうとさよならを伝えられずに
後悔が今も残り続けてる
貴方とはこの広い世界の中
お互いおどけて笑っていたな
あの日貴方に貰ったプレゼント
今も綺麗に咲き誇ってる
いつか二人初めて会った場所
いつもたわいも無く話していたよな...

愛したはずの貴方と二人の
並んだのは錆び付いたカトラリー
貴方とはもう生きられないのと
噛み合わない二人のシンフォニー
天真爛漫装って 感情的に憂いで
貴方はいつでも笑っていたのよ
最高だった日々達は 最底辺に沈んでさ
過ぎ去った時間は戻らないわ
愛想尽かした彼女は言うの
華麗なドレス ひらりと靡か...

進もう 今日世界が終わろうとも
始まりはいつだって構わないぜ
だから 境界線を飛び越えてけ
物語はここで終わらせないからさ
まだ知らない国へ
いつまでも降り注ぐ雪景色を見よう
白銀の世界を
私は強く踏み締めて歩いた
どこか違う国で
星が降り注ぐ夜の空を見たんだよ...

「お前はいつも失敗ばかりだ」と
周りの人に馬鹿にされるな
何をやっても失敗ばかりだし
生きてる価値とか無いかもな
いつも受けてた　罵声と暴力を
それすらもう慣れちゃったけど
「アイツはポンコツだ。話にならない」と
言葉の奥のトゲが刺さる
精一杯逃げた先
私の前には道化師が...

薄暗い明かりが灯る病室で
毎日ラジオで流れる曲の音
籠の中の林檎一つ齧って
二人のキャンバス 描いたイデア
告げられたのは聴き慣れた病名で
静まる部屋では今日もラジオの音
周りの奴は匙を投げ合ってて
アンタは知らんと絵を描き出した
私の名前呼んで
動かす筆を止めて...

この世界はそう 息苦しいわ
引き篭もる少女はため息吐いた
外の世界では 罵声と暴力
ありふれすぎてて 気味が悪いんだよ
正論暴論 区別の付かない
奴等の相手は疲れてきたんだ
からくれなゐに染まった世界で
正論言っても君が悪いんだよ
この世界はそう 生きづらいんだよ
憤る少女はため息吐いた...