LonePi

妄想で潤った喉に弱音を詰まらせて噎せました
安寧が蝕んだ日々も貴方で埋めつくしてみせました
泥が詰まった箱の中貴方が来るのを待ってました
青く染まった左手で虚像の輪郭をなぞり続けていた。だけど
冷えた夜の廃墟にて
浮かぶ泡の宝石が
感情と指を置き去って
貴方目掛け抜け駆けた
あいわな
欠点蹴ってせ...

先生あのね
水槽の中のノスタルジー
噂の真相に
辿り着けないで往っちゃった。
花一匁
チクチク言葉の雪合戦
泣きついてるの
守られていた昔ばっかに。
キリキリマイナス思考回路
息が苦しいんだ。もう帰ろう？...

嗚呼
秒針の先を　伝って融ける
生きてるってこと、伝えて欲しい
体内巡る　それはおよそ　三十六度
未だ傀儡してる　白く細い　手足と
大脳皮質　その向こうに　賽を遺失
全部、知っているよ。
わたしの声の色も　わたしの顔と名前も
わたしのこの想唯も　どうか知らずにいて。
温かくて脆い風が吹く　一口含めば...

Iする事の意味を
誤った罪は重いらしい、と
知っていながらもこうやって
背徳を飼い慣らし
寝惚け眼で口に含んだ
レモン風味の飴玉が
ボクの心の最外層を
何にも言わず融かしてった。
そう
陰謀論者とキスをして...

あいつと同じ双子座を示した
今朝の運勢の一等賞
本初子午線の仰る通りに
下校の鐘は5時に鳴った
両手にバイアスを抱え込んだまま。
白色矮星に群がったのは
何時だって鴉ばかり
倫理を遥かに逸脱した
メタファーだけが最後に遺る
成程、つまりはこの世のヒエラルキー...

早送りの24時間の言いなりに
のこのこ生きている
目的もないまま只一日が終わる
朝も昼も夜も明日も食べて寝て働いて
繰り返し
時折「現在」を再認識している。
ベルトコンベアに乗って流れてくる
タスクを飲み込みきれない
流し込む為の水はやけに泥臭い
ここ最近の日々はbe動詞と過去分詞...

はぁ？
毒された心臓と ロックされた信号灯
癒えない傷に染み込んだ視線
冷たい 詰めたい 爪痛いな。
お腐れ多神教徒 往復させた心境と
見えないビスに狂わされる日々
愛して 返して 解知って
細胞 砕いて 蹂躙していく
鼓膜と網膜 這いずって
脳がおかしくなるくらいなら...

焦らず 慌てず 横着せず
必ず準備を欠かさずに
自分が 生み出した 物々は
跡形もなく抹消せよ
引き止めてくる思い出達は
悔いのないように ちゃんと剥がして
赤くて汚い 肉の塊は
残さぬように ちゃんと溶かして
絶世 絶唱 タッタラッタ 怨恨 嫌悪 買いたがった
居なかったことに なりたい なりた...