いろいろ書き殴り。 レンくん好き。
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空っぽの伯爵様
サーカスピエロに見初められ
空っぽの伯爵様
サーカスピエロに差し出せれ
赤い硝子の向こう
何を見る?何を見る?さあ?
今宵は月が眩しい
大樹の下で笑ってて
今宵の月は狂ってて
大樹の下は大穴...伯爵様とピエロ
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契った小指が冷め始めたら
あの花が枯れる頃だとかね
小さな小指の小さな約束なの
あの花とわたしだけの記憶
あの花はまだ色づいて
あの花はまだ咲いている
切り取られた記憶はまだ
切り取られたまま消えない
ここにいるよと
ここで咲いてと...花
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アンタは悪くないよ
聞きあきた言葉が響く胸は持ち合わせてなくて
アンタは悪くないよ
捨ててきた言葉をつまむ指は汚いからイヤだ
誰か見ててくれたか
誰か聞いてくれたか
誰もいやしねぇ
いつもそうだよ
今日もそうだよ
明日も同じだ...今は無題
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なにが怖いと鳴く
暗闇のカラスは
夜明けは間近さ
暗闇のカラスよ
鉄格子の向こうのような
見慣れた世界は眩しくて
憧ればかりが募るのさ
伸ばしても届きやしない手
誰かに握られている
夢物語の主人公...夢物語
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そんな軽い言葉だなんて知らなくて
意味も考えないでただ信じていたよ
信じるのが疑うより簡単なんだね
あなたが見ていたわたしと
あなたを見ているわたしと
どうしてこんなに違っていたのかな
わたしが見ていたあなたと
わたしを見ていたあなたと
どうしてこんなに違っていたのかな
あなたにとってわたしは...無題
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目を閉じて
心の中
見えるフリして
呟いた
見上げる子犬は濁った目で言う
アンタは死んでるね
見上げる子犬は楽しそうに笑う
アンタは死んでるね
笑えよ笑えよ
オレはとっくに死んでるさ...特に。
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腕を開いて真っ逆さま
堕ちたところには四つ葉のクローバー
腕を開いて真正面
飛び込んだ先に堕落したサタン
消えないオイルの香り
天井に溜まるだけの煙
金はトランス状態
アングラマネーに化けてた
地下道抜けて見たのは
久しぶりの太陽と人間...無題
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ぐるっと廻って巡り巡って
与太話だとくだらぬこと
さらりとかわして逃げに逃げ
与太話だと花咲かす
そこに見えうる灯火一つ
ゆらりゆらりとうごめいて
誰を照らすや灯火一つ
ふらりふらりと近づいて
今宵の与太はなんとやら
くだらぬとて笑えども...与太話
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好きよ
耳障りな言葉を聞こえないフリ
好きよ
悲しい呟きを聞こえないフリ
好きよ
涙混じりの声を聞こえないフリ
好きよ
嘘しかない感情を聞こえないフリ
好きよ
掠れた音を聞こえないフリ...無題
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狂ったハンマーでぶち壊す
僕らの人生
誰かの安心
貴女の希望
僕らの命
生まれたときからあるこの傷は
ふさがることもないままにただ
疼いて汁を垂れ流していて
醜くて汚いだけだから
仕方なく自分で舐め合ってみる...僕らの
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今日の夜に吐き出したものは
昨日の夜に食ったはずのもので
煮え切らない感情が
生臭いもんだから
吐き出すしかないのです
昨日は眩しい青だったはずで
今日は悲しい藍だったりとか
見初めた人を見失って
目眩がするもんだから
見上げるしかないのです...リフ
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あの家のあの庭に
咲く花の名前をね
訊きたかったんです
春の終わりの
夏の始まり
薄紅の花が咲くんだけど
名前も知らない花なんです
花が好きだと
笑う貴女は
薄紅の花が咲くのを見て...花の名前
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目障りな景色
昨日イカレたピエロは恋に落ちたらしい
耳障りな残響
昨日イカレたピエロは愛に目覚めたらしい
イカレたピエロは
恋だの愛だの
まばたきしながら
歌い泣き喚き
カオスな世界を
作り上げたってさ...colorful☆noise
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唄った童歌
唱えた言の葉
鬼灯色の空に消え
明日が来るよと
言ってら
ああ
湿った匂いに抱かれて
思い出すのさ貴女を
ああ
温い温度に抱かれて...断片的な空論
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ふわりふわり
溶けて消えた
手のひらに落ちた雪
ゆらりゆらり
君と気持ちは
手をほどいて離れた
初雪は悲しい涙でした
君の心と僕の心は
初雪と溶けて消えました
ねえ?...白くて冷たくてすぐ消えてしまうようなもの
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上って下って曲がって歩いて
迷ってばかりの人生(ダンジョン)
探して壊して手に入れて
使えないだけの人生(アイテム)
そうさ、攻略本と空気は読めない
クソゲー詰んで諦めた
そうさ、呪文も回復も唱えない
クソゲー人生諦めた
走って転んでケガして
痛いだらけの人生(ロープレ)...書き殴り