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Piapro_4
割れた鏡 映った君は美しくて
壊れた世界 愛しむような微笑み
手を伸ばせば傷つくのに
触れたくて 触れたくて 痛みすら 愛した
意図しない感情が 怖くて 嬉しくて
追いかけて追いかけて
それでも痛みに耐えかねて 立ち止まった足は 気づけば
踏んだことのない地に
地面を埋めた枯れ葉が...めも4
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あなたがおいて行った荷物
意味もなく気持ちいい重みに
僕は今夜も 生きる意味を重ねて
夜に沈むよ
一人で二人さ それしかないのさ
無様だろ 笑い飛ばしてよ
僕は満足だよ あなたはここにいるんだ
誰もいないなら 僕は二人きりさ
もうほっておいて こっちみないで
僕に幸せなんて 教えないで...めも3
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ねえ 疲れた身体 どこに預けようか
どうにもならないことなんて ほんとはさ なかったね
白か黒か 塗ってしまうことは いつだってできる
君の美学なんて 無意味なんだよ
美しいものは いつだって 自分の外にあるでしょ
言い訳はぜんぶいらないよ
底なしでもいいよ 沈もう
案外息はできるかも
見たことない...めも2
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君の眼は どこを見ていたのだろう
同じ夜の中 同じ闇を見つめているけれど
私には黒しか見えない世界に 君は違う色を見つけているのかな
いつかその笑顔の理由さえも
私にはわからなくなるのかな
朦朧とするあたまでつかまえる電車のおとは
もうこれで五つ目で
ずっと今日のお別れが言えないんだ
めも1