Piapro_4
割れた鏡 映った君は美しくて
壊れた世界 愛しむような微笑み
手を伸ばせば傷つくのに
触れたくて 触れたくて 痛みすら 愛した
意図しない感情が 怖くて 嬉しくて
追いかけて追いかけて
それでも痛みに耐えかねて 立ち止まった足は 気づけば
踏んだことのない地に
地面を埋めた枯れ葉が
ここで誰かの物語が終わったのだと しらせる
ふときこえたささやきを 振り払って
くるってしまったコンパスをたよりに 君の残像を追いかけて
踏んだ薔薇の棘
真っ二つに割れた大きな木に
ふと足を止めて
これが終わりなんだと
これ以上は進めないと
もう歩けない僕 君が割った鏡に映った自分 誰だかわからないくらいに変わっていて それは美しいのに
もう誰のことも おかしくなった世界を愛するようになった僕は
きっと同じように愛せはしないんだろう
僕の世界はここで終わり
この星は丸いのに つながってなんかいない
戻れやしない
地の果てで一人 雨と晴れ間の境目
まぶしすぎる世界に耐えかねて立ちすくんだ
どうせ君もまたこんなところで 1人でないているんだろう
そばに いきたいな
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