長雪

夢見がちな恋がしたい
王子様に会ってみたい
漫画じゃないけれど
我儘なふりをしてたい
お姫様になってみたい
無理なのはわかるのよ
それでも
諦めきれないから
天気が雨でも今日だって
ハーフアップよ...

気づいたら君を想っていた
拭い切れない気持ちが混じり合う
眠れない夜もさよならを
告げる勇気さえなかった

「どうして」なんて聞く間もなく
君は旅立つ　だから僕も歩き出さなきゃ
いつまでもいつまでも
君ばっか頼りにしてさ
きっと僕が悪かったんだろう...

無機質な音　誰にも好かれず
売れ残るあたしは「産業廃棄物(お荷物ロイド)」
道具としか見てくれない　人間なんて嫌いだ
ただ　あなただけは違ったの
他の子がたくさんいる中で
あたしを選んでくれた
一番に思ってくれた
それが嬉しくて
あなたに何か返したくて
溢れ出しそうな気持ち抑えて...

あたしの歌を聴きなさいっ！ Wow！
流れる時間(とき)は早く
流行りとか少しもわかんないけど
自分の足で歩んでもがいた痕に
静かに耳を傾けて
どうでもいい曲なんてないのよ
だってみんな平等って言うじゃない
あたしの全部詰まってる
だからあたしの唄を聴いてよ
聴いてよ…聴きなさいっ！...

君の鍵盤を叩いた
ありもしないことをひたすら信じて
くだらない音を奏でてるだけ
自分に満足してるだけ
交わらない 君の気持ちもつかめない
言うべき言葉のひとつだって
見つからない 答えがどこにあるのかも
引き出しの中も探してみたけどなかったんだ
　
曲がった感情は折り曲げたまま...

僕は選ばれなかった
君が今幸せなら　
僕はそれで十分さ
前触れなんて何もなかったと思っていた
買ったばかりのノートみたいに固まる
僕にも少しは思うところがあったわけで
君の言葉に何も返せず首を縦に振った
でもやっぱり君が好きだよ
僕は選ばれなかった　ただそれだけ
何も悲しむことなんてない...

話しやすいってのは好きの裏返しで
ただの照れ隠しだったんだと思う
話しやすいって今も言ってしまうのは
ほんとの気持ちが見えないからかな
ちゃんと好きって言えたらいいのにな
そしたら君はなんて返すんだろう
大好きな　ねえ大好きな
君が遠く感じるのはなぜだろう
大好きさ　ねえ大好きさ
ずっと君に触れてい...

どんな時だっていつもそばにいた
固定化してる日常を幸せと言ったんだ
当然のように過ぎてく日々が
これからも続いていくんだと思い込んでいたんだ
あまりに突然で
剥がれ落ちていくのを
眺めることしかできなかったんだ
壊れた世界で君を見つけた
溢れ出した想いが止まらない
叫んだ気持ちは虚無に響いた...