花詩人

さぁ、幸せを呼ぶ鳥を追おう
青じゃなくてもいい
赤　黄　緑　紫　白　黒
どんな色でもいい
私だけの幸せを呼ぶ鳥を
鳥のことを私は不自由な生き物だと思う
何せ飛ぶ先は何処か解らないのだから
解っても危険なのだから
でも自由に見えるのは
青い大空に何にも邪魔されずに...

キラキラ輝くお星様
それは本当に自ら輝いているのですか？
なら陽のおかげで輝ける月のようになりなりたい
そんな私を照らしてくれや
誰もが初めはこう思うものさ
自分は輝くお星様だと
そしていつか気付くのさ
本当に輝く星は数少ないと
そんな簡単な事に気付くのが
遅かった私に星の耀きは...

さぁ、今宵も本を読んで寝ましょ
その本はどんな結末でも私達には明日がある
そう、フィクションさ
でも、本当にそうかな？
目を閉じて暗い中
何故か浮かぶ物語の風景
キャラは私に役割を与える
１つ２つと与えられ
私の事は考えてくれない
同じことを繰り返して...

さぁ、今宵も悪い子は何処だ
その子には変わってもらいましょ
私の人形（りそう）に相応しいように
ねぇ、その本どうかな？
君にどうなってほしいか
解かりやすく書いたけど
ちゃんと理解出来る？
まぁ、理解出来なくても
出来るように絶対にさせるから
ねぇ、どうして逃げようとするの？...

独りになると決めたのは自分なのに
何故こんなに悲しいの
嗚呼、そうだよな
一人になりたいのは何かと向き合えてる証拠だよな
なら次は自分に優しくする番だよな　だから
笑って
初めての時覚えてる？
君の顔は何かしたそうでさ
でもそれは何だか出来なくて苦しそうでさ
だから僕は声を掛けたんだ...

調理中、手順などで複雑になる思考
これ以上考えたくはないな
だが、考えなきゃいけないのが日常というもの
さぁ、好き嫌いから始めましょうか
これから始まるスイーツ作り
君の好きなのを作るよ
食べたいのはカラフルなクッキー
それともカラフルなマカロン
あっ、でもホールケーキはやめてね
作れないんだ...

或る日仮面を渡されました
『この役を演じてほしい』と
それはある人の為だけの
とても滑稽な役でした
歪んだ心が透けて見えますよ
その誰かさん
或る時突然気付きました
この役を演じても欲しい物は手に入らないと
それは君を見なくても当然のはずでした
それでも演じ続けました目の前さえ見えないから...

箱庭のエンターテイナー
それはこちらを見ているのかわからない
だが感情はばれてる
なら見返してやろうぜ
Like looking the mirror
箱庭からの情報が
私に喜怒哀楽を起こす
だがすぐに忘れてしまう
大切なはずなのに
忘れられない物は...