Takashu

もしもタイムマシンがなければ
目の前の君は私だけの君
ほかの誰かを好きになる
君はどこにもいなくなる
もしもタイムマシンがなければ
君と喧嘩するたびに
あの日の君に会いに行く
弱気な私はいなくなる
時間を飛ばして大人になれずに
君を傷つけてしまうから...

マジミラが終わって帰るいつもの道
手をつなぐ2人の背中を月が
月が照らすから2人の前に
ちょっとのっぽのMができた
巡り会うM　見つめ合うM
マジカルな未来が来ると信じていた
まっすぐなM　めそめそのM
あなたのすべてのMを愛していた
今は思い出のM
私の知らないあなたが増えてゆく...

君のこと知れば知るほど
知りたい謎が増えてゆく
こんな不安を抱えたまま
それでも走り出したこの心は
何を見てるの？
誰を見てるの？
どんな未来を見ているの？
みんな知りたい
君を知りたい
そしたらきっと見えてくるわ...

流れる雲のその向こうに
まだ見たことのない空があるって
気付いた日から私の心に
足りない何かが生まれたんだ
見たことのない空を見て
知らない世界を知って
そこから始まる私の物語が
きっとあるはず
赤い羽根は小さいから
たくさん集めて大きな翼にするんだ...

満員電車の窓に映る
色のない私が私ならば
今すぐカラフルにメタモらなきゃ
ほんとの私に戻るために
ほんのささいな偶然から
あなたに出会ったあのときから
あなたにもっともっと近づきたくて
一晩中あなたを探していた
そしていつもの朝が現実が
私さいなみにくるけど...

小さな赤い羽根の赤は
私の小さな勇気のしるし
ほかの誰にも気付かれなくても
自分で気付いた小さなしるし
いつもの駅前　いつもの交差点
去年とおんなじ赤い羽根の声
恥ずかしくて誰にも見られたくなくて
いつも通り過ぎてた箱の前
でも今日は自分で箱の前に立って
自分でもらう勇気のしるし...

真夜中の窓が明るくなって
あなたがきてくれたってわかる
幼なじみのあなたにはなんでも
話せるからひとりもさみしくない
ほかの男の子が気になって
あなたのこと忘れたときもあった
それでもあなたはなにもいわず
ずっと私待っててくれたよね
あなたは月の王子様
夜空に貼られた２次元のプリンス...

こんな夏の日おぼえてる
雨上がりの空は青く輝いていたのに
僕はうつむき涙顔
水たまりの前動けない
ママに買ってもらった新しい長靴なんだ
だれに笑われても
濡らしたくなかったんだ
そのときそこに君がいた
黙って僕の手引いてくれた
僕の背中に赤い羽根が生えて...