西木の投稿作品一覧
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傘をくるり回して 雨の街で踊ろう
傷を付けた時間ははぐれてしまうのか
雨越しに響くのは僕の名前
君はまだ信じてる 光の場所
もしも君が許すなら口付けてさよなら
長い坂を駆け抜けて遠く遠くへ
赤い紅が溶かされる雨なんて嫌いだ
今は君の優しさで泣いてしまう
傘をくるり回して どこへなりと行けるさ
るらら...雨の日、さよなら。〔♪〕
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夜明け前に雨は上がり 風ばかりが鳴き止まない
さあ此処から僕たちは何処へでも行ける
傷は疼いてしまうけど 構わない
痛みごと抱きしめたい
足元に身を寄せたプシュケ
琥珀色の翅を開いて飛んで行く彼方
見果てない明日へ
先の雨で彩は溶けて 横顔だけやけに白く
さあ此方へ 温もりが居場所を報せる
...翅をたたむプシュケ
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国道沿いイルミネーション 色を脱ぎ夜になる
プラットホーム 小さなsign 星のような光
不器用に天使は矢を射る
優しくて今はもどかしい序章
見破った未来 チラついた光
口許を隠してそっとI love youと言った
雪のように触れたら最期 孤独が騒ぐのは君のせい
終の時 胸を叩いて
愛...SIGN
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ねえ、と言ってキスをせがむ
肌を寄せて確かめてる
時よ止まれ 君を抱いて
泣いてしまう前にどうか
あたしだって花になって生きてみたいの
枯らしたって傘開いて守っていたい
ねえ、と言って君を急かす
まるで拗ねた子供みたいだ
言葉もなしにあたしきっと
求めすぎて愛が止まらないんだ...はなになる
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この指止まれ まだ三千里先で見えない光
届かせて
彼方へ彼方へ
オレンジの窓 叩く風の音そっと
ためらいがちに響く鐘の音 空へ
私の名前は明日わかるもの
一から百まで布石に 寂漠なんて犠牲にして
待った!予定不和 損な気分じゃ嫌だ
そう言うのなら舵を取って
ぐっと引き寄せて 一生寄り添っ...銀河鉄道と私の名前
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外した指輪が冷えてゆく たおやかな夜風にさらされて
あの日も静かな夜でした 思い出にすがって馬鹿みたい
あなたと冬の街のイルミネイション 去年のこと
笑顔のあたしが最後の記憶に残ってるかな
今一度 何度でも 星の降る夜に願いを
さよならなんて言わなかった わざとなんだと思わせて
伸びた前...雪の降る夜に
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躊躇った瞬間
後悔は雨みたいに止まない
思い描いてた絵のように
うまくはいかなかった
今日までのすべてを忘れて そんな戯言言わないで
忘れて欲しいなら 早く眠らせて
ずっとずっと好きだったんだ
ずっとずっとあなたを
今も今も胸を鳴らす鼓動がうるさいなあ
安い恋なんてしたつもりないのに淋しいや...HEART BEAT
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地球儀ひとつまわして 世界旅行の気分
いちにのさん!で飛び出せ 心の準備をしていて
どこへでも行けるさ
嘘じゃないホントだ
もう運命なんて 意味を失くすくらい
ほら一所懸命 ただがむしゃらにいこう
前にならえは止めよう はみだしたっていいさ
じれったいならエンジン振りきれるほど奮わせ
ど...NO SUPERSTITION
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白くて君の肌のような粉雪
触れたら熱でかき消えてもしまうの
臆病 この手伸ばせず降り積もる
冷たい壁に愛の行方違えた
まだ其処にいるのなら 優しくなんてできない
壊してしまえ
なんてね口にはしても
百合の花を夢見てる 君は桜で僕は椿
去りし日の恋の文に どうか返事をくれませんか
便りなきなら吉...華乱丹花
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階段を上る途中ふいに目が合う
「おはよう」なんて 「じゃあね」なんて Daring!
ダーリンなんて嘘よ 好きなだけです
今はそれでいいの なんて馬鹿
キミがいる青い春 上等じゃないか!
ホントはね二列後ろ メガネ越し見つめてる
気がないフリなんてこれ以上できない
ひまわりみたいなキミを...Daring daring !
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高天原には帰れない
雪月花一つ幽玄の花
旅の間に聞こゆ優艶の歌
西へ向かえば因幡の兎に導かれて
出雲に契りて今は天つ風も彼方
惟神のまにま いざあなたと共に
まほろばの天下に消ゆあなたの吐息
風はいさ誰が為に あはれこころを融かす
行く雲に故郷を偲ぶれど
天つ神は帰らない...惟神のまにまに[♪]
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素足のままで足音 消してしまう
無防備なまでにあなた 眠っている
触れようとして 幼くて此の手は空を切った
気付かなくて 今はまだ無意味に時が過ぎる
雪の日のように 声も呑まれそうな
静かな時がとても愛おしいの
二人きりで言葉を失くしてさ 立ち尽くすよ
時計の音で生き返ったように 口を開く
ねえ逡巡...Confessions
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朝焼けの弱い光のなか
泣き虫な僕を閉じ込めた
かくれんぼ 十数え もういいかい
まだなんだ かなしくて泣いてしまう
神様の帰り道に 腕を引かれ「一緒に行こう」
駄目なんだ
そう言っても一人はイヤ
連れて行ってよ
我侭なみらいへ
春よ廻れ廻れ 桜舞わせ 仕方なく胸が切ないよ...Childish LOVE
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宇宙の散歩道ひとりで歩いてゆく
火星のとなりは静かだな
彗星と鬼ごっこをして日が暮れるよ
淋しい僕の為に月は泳ぎだす
夢を連れて
歩いてゆく 歩いている
見附けた宇宙の項 そんな奇跡のよに
宇宙の散歩道あなたを捜している
ポラリスはいつも居るけれど
在りもしない星座でいいの 構わないの...宇宙項と僕のみち
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神様が隠した永遠が 君の隣にある気がして
いたずらはこれきり止めてって
空にお願いしたのになぁ
君のように生きていたか 問う言葉は振り返るばかり
こころをかたちにするための言葉を
探しているんだ
わかんないって言わせたくない
溜め息が溶けた青の中 静かで
答えを待っても……
淋しくなる前に...memento mori