にょっちー

空が真っ白にそまり
ぽつぽつと雨が降りだす
青い折り畳み傘を出して
ゆっくりと歩きだす
小さい頃はこの道は
あんなにも広く感じた
なのに今はすれ違う人の
カサが邪魔になるほど
狭くなっていた
僕はこんなにも大きく...

重い鼓動で 悪い夢から目覚め
冷たい夜に 痛みと共に駆ける
軽い翼の 羽ばたきを潰して
熱いこの血が 迸る
鋼の刃 ぶつけ合え
血に飢えた獣共よ
いかれた世界 ぶち壊せ
不死身の魂よ
消える 現の幻に酔いしれる
渇いた雫は 滴り上ってゆく...

明日は久しぶりに 君に会う日だ
楽しみだな 何着て行こうかな
君にはいつも 「遊ぼう」って言うけれど
僕の本音はいつも 「デート」のつもりなんだよ
「楽しみで眠れなかった」
ありふれた事だけど
そんなありふれた日常を
繰り返してる僕です、はい←
more than friends
君の側にいたいよ...

ねぇ今君は どこにいるの？
寄り道とかしちゃってないかい？
ねぇ今君は どこにいるの？
誰かの腕にさらわれちゃいないかい？
ねぇ今君は なにしてるの？
何か変な事してはいないかい？
ねぇ今君は なにしてるの？
他の女と話しちゃいないかい？
あたしだけを見てよ
嫉妬で心 やけつきてしまうわ...

ゆっくりと刻むリズムで
流れるエフェクト無しの音
重ねた綺麗で甘い言葉
繋がる事を夢見ていた
僕もあんな風な
台詞が言えたらなぁ
恥ずかしい口説き文句さえも
言えない事を恥じる
僕のこの想いを 君に伝えたいよ
飾りなんていらない...

黒い空の 隙間を縫い
世界は二つに割れ
曝す熱を 伝え沈む
そして奈落の底へと
絡まる鎖を 外そうとしても
次から次へと 向かってくる
希望とか夢とか 綺麗な言葉を
言えないくらいに 堕ちたのかな
嗄れた体を 重ね合って
僕らは何を掴むの...？...

熱く溶けた 飴玉の様に
僕の想いも焦がされて
触れ方さえ 解らないまま
触って 火傷して
痛む傷口 隠すように
すぐ水で 洗い流す
勢いついて 止まらない
燃え盛る 火の様に
一度ついたら 消せはしない
リスクの高い賭け...

いくつもの 浅い心
幅広く広げ過ぎて
夜更かしも 慣れたかな
一人ぼっちだとしても
渇いてるこの体
潤せる物もなく
何もかも ちっぽけで
比較すらできなくて
笑顔を見せてる時も
泣き顔を見せた時も...

割れた時計の 針が指す
時間もろくに見ていない
いかれた部屋に 独りきり
ぐだぐだ時が過ぎてゆく
砕けた記憶 僕のなか
ぶつかり合って見失う
手に入れたいと 手を伸ばし
かき集めては散りばめる
哀しくもないのに 泣いちゃって
ホントにそれで 満足かい？...

通り過ぎる風
淡い色をした 分厚いコートは
粉雪降るあの日
二人並んで 歩いた思い出
綺麗な記憶だけ
残してた あの頃の僕は
何も考えずただ
幸せな時を 過ごしていたんだ
ずっと近くにいた 笑ってくれた
だけど今は 君にはもう...

風に舞う 旗の様な
魅惑の色に 魅了され
華やかな 衣を纏った
心にいま 羽をつける
近付いた君と僕の
すれ違う夢を見せてる
二人の間には何か
違和感を感じてる…？
アスファルトに落ちる 雨の様に
不規則な模様を描き...