あきむ

サビ）
季節は繰り返すたびに　形をかえていくのなら
並んで歩けたあの夏に　何を言えたのかな？今さら…
Ａ）
きらっきらっ光るフレーム　白いシャツの袖が眩しくて
しがみつく背中の形　胸を熱くしたシーン
Ｂ）
ボトルのフタを私に向けて　背中越しに名を呼ぶ罠に
かかったフリをするのは君の　笑顔が見たいから...

甘い香りに　目を覚ます　昨日の朝のこと
「おはよう」　前髪の寝ぐせが湯気に揺れていた
ただそばにいる　そこにいる　救われていたんだ
「ありがとう」　絞りだした声は君に届いたかな
生（せい）を受け取り生きること　その命果ててゆくこと
歴史が代わって　景色が変わっても　それは同じなんだろう？
今ほら隣に...

サビ）
思い出はいつだって　綺麗なフレームの中に
きらきらとゆらめいて　ゆらめいて、ね？
A）
西日が照らすscenery
あなたの街へゆく
サビれた軋む音の
きいろいバスに揺られ
留守電に残る声
かすかに震えてる...

さあ　another sky　見上げてきた世界を見下ろしてゆけ
僕らは　飛べるはずさ　描いた空を
what's wrong？　俯いてさ　何を迷っているの
Where are you?　心はもう気づいているのでしょう？
さあ　another sky　切り裂かれた雲の隙間を目がけ
アガルも　オチルのも　...

Ａ）
元気ですか？　かわりないですか？
そこから見える　空はきれいですか？
Ｂ）
あれから　だいぶ時が流れて
海沿いの景色も　変わったけれど
僕の　時計の針だけは
あの町で今も　とまったまま
サビ）
あいたい...

サビ）
声を鳴らして　顔を上げ未来へ
手を鳴らそう　いいね　その感じ
足を鳴らして　自分（いま）に負けないで
心鳴らすよ　君を思い出す様
Ａ）
山積みの書類は　デスクでお泊り
昔見た映画の　エンディングが気になって
スワイプひとつで　溢れるほどのメロディー
寄せては返す　記憶たどり訪ねてく...

もう　君はいないんだね
また　思い知らされた
舞う　姿は美しく
もう　届かないけれど
「なんで？」　なんて君を責める資格はなくて
どんなに　どんなに　愛を叫んでいても
君は　ひとりだったのだろう
「どうか…」　なんて僕の慰めでしかなくて
あんなに　素敵と伝えたことも
君を　苦しませたのだろう...

Ａ）
低い雲の下　打ち寄せる波を
いつまでも見ていた
フォルダーには　想いの形が
並べられてゆく
譲れないものを　手にした夜には
とまどいながら
守り方など　知らずにただただ
静かに泣いていた
Ｂ）...

サビ）
君の笑い声が聴こえると　
世界は平和だと感じるんです
なびく髪かきあげる姿
君は　僕の名前を知らない
Ａ）
窓に打ちつける雨が
今日の予定を狂わせる
手にしたばかりの靴は
どうやら出番じゃないらしい...