甘い香りに　目を覚ます　昨日の朝のこと
「おはよう」　前髪の寝ぐせが湯気に揺れていた

ただそばにいる　そこにいる　救われていたんだ
「ありがとう」　絞りだした声は君に届いたかな

生（せい）を受け取り生きること　その命果ててゆくこと
歴史が代わって　景色が変わっても　それは同じなんだろう？
今ほら隣にあるモノ　いつかキエてしまうけれど
君がくれたもの　抱きしめてもう少しだけ生きてみようと思うんだ

互いに向けた　銃口　音もなく消えてく　光に　
引き金を引いたことさえも気づかずに

時代のせいと　言いながら　どこか頷けずに　いるのは
誰にでも癒せない傷があるのだろう？

暗闇に心紛れて　人を傷つけ生きてきた
生きる意味探し　涙流す夜（よ）も　みんな同じなんだろう？
君の涙にできること　まだわからずにいるけれど
これからは少し　起こす風に優しい色をつけれたらと思うんだ

生を受け取り生きること　その命果ててゆくこと
歴史が代わって　景色が変わっても　それは同じなんだろう？
今ほら隣にあるモノ　いつかキエゆく日が来ても
君がくれたもの　抱きしめてもう少しだけ生きてみようと思うんだ